スクラブと聞くとソルトスクラブ・・・つまり「塩」を使ったものを思い浮かべることのほうが多いですが、最近徐々に人気になってきているのが砂糖スクラブ(シュガースクラブ)です。
塩を使ったスクラブよりも刺激がない上に、お肌がしっとりして潤い肌に変わっていきます。
家でも簡単に手作りできるのも人気になっている理由ですね。
砂糖スクラブ(シュガースクラブ)の作り方
「あさチャン」でも紹介されていたシュガースクラブの作り方はアビサル・ジャパン代表の幟立真理さんが紹介してくれましたね。
【基本のシュガースクラブの作り方】
◆材料
◎ 上白糖 50g
◎ サラダオイル 50g
※オイルはオリーブオイルやココナッツオイル、ホホバオイルなどでも可
◆作り方
◎ ボウルに砂糖とオイルを入れて混ぜ合わせるだけ
作りおきはしない
作った直後に使用する
違和感を感じたら使用を中止する
浴室で使用した場合は床が滑りやすくなるのでしっかり床の油分をとる
顔には使用しない
【使い方】
◎ シュガースクラブを使う前にかかり湯をしてから湯船に浸かり、体を温める
◎ シュガースクラブに少量のお湯を混ぜて気になる部分(肘・膝・かかと・手の甲などに擦りこむようにしてマッサージしてからぬるま湯で洗い流す
◎ デリケートな肌の部分に使用する場合は、手のひらで砂糖を十分溶かしてから使用する
◎ シュガースクラブを塗ってゴシゴシこすらないこと
【美肌菌は砂糖が好き?】
美肌菌とは表皮ブドウ球菌のことです。
この美肌菌は毛穴から出た皮脂を分解し、グリセリンを作り出します。
グリセリンは化粧品に使われる代表的な保湿成分ですね。
この美肌菌は砂糖を使ったスクラブで働きが活発になります。
シュガースクラブは保湿や角質の除去の効果もありますが、日焼けなどの肌のダメージなどにも効果が期待できるそうです。
幟立さんの娘さんがひどいアトピーで、それをなんとかしたいという思いからシュガースクラブが生まれたそうです。
今ではそのお嬢さんはシュガースクラブのおかげで、すっかりきれいな肌になったそうです。
原料を見てもわかるように、料理中とか赤ちゃんがいるママでも安心して手荒れケアができるのもいいですね。
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シュガースクラブでヒカヒカの唇もしっとり
シュガースクラブはヒカヒカに乾燥してひび割れした唇にも効果が期待できます。
唇に使用する場合はハチミツも加えるといいですよ。
砂糖:オイル:ハチミツ=4:2:1
◆使い方
使用する前に唇をぬるま湯で軽く洗って湿らせておきます。
それからシュガースクラブをクルクルと優しく塗っていき、ちょっと時間を置きましょう。
人によってはこの時、ラップで覆う人も・・・(もちろん、鼻は塞がないように)
それからぬるま湯で洗い流します。
唇はけっこう目立つので、乾燥してひび割れてしまった唇に口紅とか塗ってもきれいじゃないですよね。
しっかりとケアしてあれば、艶唇になっていきますよ。
使用している材料が口に入っても大丈夫なものだけというのも安心して使えますね。
シュガースクラブはニキビ肌やアトピーにも使える?
藍野大学の看護学科の教授である「山口求先生」は砂糖スキンケアを使った研究をしています。
多くのアトピーやニキビで悩む学生が砂糖スキンケアで改善したそうです。
さらに乳幼児にも医師や保護者の許可を受けたうえで砂糖スキンケアを実施したところ、良い結果がえられたそうでう。
山口先生が使ったのは通常の上白糖ではなく、北海道産の砂糖大根から抽出した「てんさい糖」を植物油でコーティングしたものだそうです。
ですから、「北海道産のてんさい糖」が手に入る場合は、それを使ったほうが保湿効果が高いようだということです。
この国産のてんさい糖は世界で唯一、遺伝子組み換えがされていないものであり、安心安全といえるんですね。
機能テストでも、高い保湿・殺菌効果があらわれ、高浸透圧で角質層まで入り、肌の水分と皮脂バランスを調整するので角質がやわらかくなり、乾燥した肌もハリと潤いを取り戻すんですね。
でも、毎回使う直前に作るのは面倒・・・・
という人は幟立真理さんの会社の製品を使うと楽ですよ。
いつもは自分で作っていても、疲れている時とかにたまに使うのにもいいですね。
とくに基本の作り方では「顔に使用しない」という注意がありますよね。
これは上白糖の粒子が大きいためで、どうしても顔に使いたい場合は「粉糖」や「グラニュー糖をミルサーなどでひいたものを茶こしなどでふるったもの」で作ると使えるそうです。
粉糖(ふんとう 粉砂糖 こなざとう)はお菓子の材料のコーナーなどにも置いてありますが、少量タイプが多いです。
ケーキなどの上にふったり、アイシングを作る時に使いますが、富沢商店とかクオカなどのお菓子やパンの材料を扱っているショップでは大きい物を売っていると思います。
「なかない粉糖」というのもありますが、これはケーキなどの上にふって、時間がたってもあまり溶けないのでキレイにデコレーションしたままを保てる粉糖なので、顔に使う場合は普通の粉糖を購入しましょう。
まとめ
シュガースクラブを使ってマッサージ、シュガーリングをする人がどんどん増えているみたいですね。
女性だけでなく、男性でもアトピーやニキビなどの肌で悩んでいる人は多いと思います。
そういったお肌の悩みが解消されたら、本当に未来が変わりますよね。
自分に自信が持てて、自分のことを好きになれますから・・・
髪の毛とか帽子やマスクとかで顔を隠す必要もなくなるとうれしいですよね。
敏感肌や肌トラブルをかかえている人がシュガースクラブなどを試す場合は、パッチテストをして問題がないことを確認してから行ってください。