最近は家庭用の真空パック器もいろいろなメーカーから発売されていますよね。
昔はフードセーバーともうひとつくらいしか種類がなかったような気がします。
初期の頃のフードセーバーを長年使いましたが、一番悩まされるのが「専用袋のコスト」ですね。
裏ワザを使う方法や専用袋に近い家庭用の真空パック器用の袋などで、袋代はかなり節約できますよ。
真空パック器の専用袋はコストがかかりすぎる
【真空パック用の専用袋は高価】
フードセーバーのような家庭用の真空パック器があると、食材を保存するのにとても便利です。
ですが、本体は安く購入できても、専用袋がなんといっても高すぎます。
特売で買ってきた食材を小分けしてパックするには、袋代が高すぎて節約にならないんですよね。
でも、専用袋は特殊な構造になっていて、中の空気がしっかり脱気できるようになっています。
真空パックにしたい食材によっては、裏ワザを使った袋で十分、対応できます。
でも食材によっては専用袋を使ったほうがいい場合もありますので、使い分けをするといいですね。
専用袋はロール状になっているもの(大・小)と袋になっているものがあります。
通常の家庭用の真空パック器で、どの袋も使えるものが多いのですが、フードセーバーの袋は高めです。
カットして一袋につき、100円近いコストがかかる場合もありますから・・・
専用袋に近く、少し安く使えるのが「真鮮くんパック」です。
大小あって100枚入りになっていますが、片方に切り込みの入った袋なので出す時も便利になっています。
少しやわらかめの袋になってます。
溝タイプの家庭用真空パック器には使用できますが、ノズルタイプには使えません。
【カッターがついている方が便利】
真空パック器にロールをカットできるカッターがついているタイプのほうが便利ですよ。
最初に買ったフードセーバーは初期の頃のものだったので、もちろんカッターなどなかったので事務用品の裁断機であるディスクカッター(A4サイズ)をホームセンターで購入してカットしていました。
ハサミで袋を切ると、まっすぐキレイに切れていないとパックロールの場合は最初に片方をシールしますが、この時キレイに切れていないと失敗することも多かったので・・・
ディスクカッターはスライドさせて切るので、まっすぐ切れたんですよね。
今のフードセーバーはオプションでカッターがあります。
もともとついているのは「真空パックんplus」や「BONABONA」です。
キャニスター真空が出来るものもありますが、必要ない人も多いような気がします。
フードセーバーの吸引力は強いんですが、長年使っていてシールする温度がうまくいかなくなったのか、高温になりすぎて袋を溶かしてしまうようになったので買い換えました。
買い換えたのは「真空パックんplus」です。
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真空パックんplusの使い方とコツ
【使い方】
使い方は特別、難しいものではなく、袋に食材を入れてセットし、スイッチを押すだけです。
ロールを使った場合はロールをカットしてから、片側をシールして止めます。
その後で食材を入れて、セットします。
セットする時に両サイドをしっかり押さえてセットするんですが、手のひらの下の方で力を入れないとしっかり止まりません。
食材を入れてセットする時に、溝の高さと同じくらいの箱などを置いて、その上に脱気したい袋を置いてやったほうがいいですよ。
ロールをギリギリに切った場合などは、溝に入れる距離が下においたままだと届かないことがありますが、箱に乗せるとけっこうギリギリでも大丈夫になります。
ギリギリな場合じゃなくても、箱にのせたほうが上手くできますよ。
たしかに袋は長めにあったほうが失敗は少ないですが・・・
【真空パックするもの】
◆食材
◎ 肉
◎ 魚
◎ 野菜
◎ ナッツ類
◎ 乾物
◎ 麺類
◎ 餅
など
麺類で、たとえば1把ずつになっていないスパゲッティとか、うどんとかなどは1回分(家族分、もしくは1~2人分)などに小分けしておくと便利です。
うちでは知り合いから小麦をうどんにしてくれるところに頼んで作った時に、おすそ分けをいただくのですが、そういう場合はパックなどされていませんから、傷まないように小分けにしてパックしています。
また餅も小分けにしてパックし、冷凍保存したりもします。
干し野菜や乾燥ハーブなども真空パックしておけば便利ですよ。
茶葉とかコーヒー豆とかも真空パックにしておくと湿気ません。
また、多めに作ったおかずなどを(汁気のないもの)パックしておけば、湯煎で温めたり、電子レンジで袋ごと温めたりすることもできます。
電子レンジを使う時は切り込みを入れて、空気の抜け口を作ってから入れます。
お米やパンなどもパックしておくと長持ちします。
魚や肉などをパックする場合は専用袋のほうが長持ちします。
ポリ袋調理をこの真空パック器を使って作ることもできます。
食材と調味料を入れますが、調味料は小さなタッパーなどにラップを敷いて入れ、凍らせたものを入れると大丈夫です。
もしくは材料と調味料すべてを入れてから、出来るだけ空気を抜いてシールします。
そのまま、お湯の中に入れて作るポリ袋調理が簡単にできますよ。
このようにおかずとかポリ袋調理用とかにしてパックしておけば、単身赴任のご主人や一人暮らしをしている子どもたちに送ってあげることもできますね。
生の魚や肉を使ったものは冷凍して、冷凍便で送れば大丈夫ですから。
焼き海苔なども、パックロールの大には入るので、小分けにしてパックしておくと湿気ません。
※10帖入りとかの海苔を頂いた時に小分けにしておきます。
※海苔の1枚の全経サイズは通常タテ21cm×ヨコ19cmですが、おにぎり用とか決めてカットすれば、小さなパックロールや袋タイプにも入ります。
バーベキューなどの時に味付けしたお肉とか野菜などを袋に入れてシールしておけば、汁が漏れたりしないので便利ですよ。
◆ペットフード
ペットフードも小分けタイプは高いですよね。
ペットフードの場合は次に紹介する裏ワザの袋を使って、小分けにしておけば便利ですよ。
裏ワザを使って袋代を節約しよう
【裏ワザ用】
◆ナイロンポリ袋
◆排水口用水切りネット
※ネットは短冊形にカットする
冷凍するものなどや野菜などは裏ワザの袋を使ってパックすると安上がりです。
ポリ袋などでも使えるものがありますが、オススメはナイロンポリ袋です。
食品用の業務用のものが安く売っているので、そういうものを利用するといいですね。
ちなみに私が使っているのは福助工業のナイロンポリ袋TLタイプです。
15cm×20cm(片側切り込み入り)で200枚(100枚×2)税込1,257円でした。
※新鮮くんパックの袋を扱っている店でナイロンポリ袋も扱っています。
もう少し長さのあるものもあったほうが便利かもしれません。
このTLタイプはサイズが豊富で-40から95℃30分の高温ボイル殺菌まで対応しています。
このナイロンポリ袋に食材などを入れて、短冊形にカットしたネットを食材に少し触れるくらいまで入れてセットすると脱気してくれます。
水切りネットの代わりに不織布タイプのもの(だしパックや排水口用のもの)を両方やってみましたが、ネットのほうがうまく脱気してくれます。
ナイロンポリ袋ではなく、ポリ袋を使う場合、ポリ袋は酸素を透過するため保全する性能が低下するので、ポリ袋を使う場合は食材をサランラップやクレラップなどで包んでおきましょう。
ニンジンとか納豆、柚子などもこの袋を使っています。
納豆や柚子は冷凍します。
納豆は冷凍すればかなり保存できますし、食べるちょっと前に出しておくか、レンジの弱でちょっと解凍してかき混ぜればすぐに食べられますよ。
柚子は何個かはパックして、使うものをジップロックに入れて冷凍してあります。(それが使い終わったらパックのものを入れる)
柚子は皮を凍ったままおろし金ですりおろして使います。
皮を使い終わったら解凍して、ポン酢などに絞り汁を入れて使います。
納豆はノーマルじゃなくてソフトにしないと箱が潰れました・・・
まとめ
真空パックを変わった使い方をする人もけっこういますね。
シルバーのアクセサリーは酸化して色が変わりやすいからとパックしたり、汚れ防止のために?テレビのリモコンをパックする人も・・・
真空パック器で専用袋などを使って冷凍すると、かなり長い間、冷凍焼けすることもなく保存できます。
まあ、あまり長く保存しないで食べたほうがいいですが・・・