冬に足の指がしもやけになっているのに、しもやけと気づかずに症状を悪化させてします人が多いようです。
自己判断で別のクスリなどを塗ってしまい、悪化させると治りが遅くなってしまいます。
しもやけの足の指の症状を水虫と間違えている人も!
冬になって足の指がかゆい、腫れているなどの症状が出て、しもやけなのに「水虫」と勘違いして「水虫薬」を塗って対処し、かえって症状を悪化させてしまう人もいるようです。
同じように冬に悩まされるしもやけと似た症状の「ひび」や「あかぎれ」は水分が喪失したことによる肌の亀裂・出血・痛みをともなう症状なので区別しやすいといえます。
手の場合にしもやけが出来た時はわかりやすいかもしれませんが、足の指などはかゆいということで「水虫」と間違えてしまうんですね。
「しもやけ」なのに「水虫」と判断して「水虫薬」を塗っても効果がないどころか、症状が悪化してしまうことがあります。
症状が悪化してから皮膚科を受診する人が多いそうなので、おかしいなと思ったらすぐに皮膚科を受診して診てもらったほうがいいですね。
【おもな「しもやけ」の症状】
◆全体に赤く腫れている
◆指や足の裏(ふち)に赤い発疹がある
◆寒い時には痛む
◆暖かい時にはかゆい
◆指が赤黒く変色している
◆靴を履いて歩くと痛い
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足の指がしもやけになる原因
しもやけがおきる原因は体の末端部分の血行が悪くなることで起こります。
冬になって寒くなると血管は動脈・静脈ともに細くなります。
それでも動脈は温められるとすぐに元に戻りますが、静脈は少し遅れるという性質があるので、この時間差により一時的に血液の流れが滞ります。
その結果、体の抹消にうっ血や炎症を起こすことが原因と考えられているんですね。
1日の気温差が10℃以上あり、気温が5℃程度の時に「しもやけ」出来やすいといわれています。
ですから春先にも「しもやけ」になる可能性が高いので注意が必要ですね。
しもやけになると患部は赤色や赤紫色に腫れてかゆみを伴います。
しもやけの特徴として、入浴などで体が温まっ時などもかゆみが強まります。
もともと冷え性などで、手足の指先の血行が悪く、冷たい人などは注意が必要です。
他にも足を濡らしたままにしておくのもNGです。
雪や雨で濡れた足をそのままにしておくのはダメですね。
さらにジョギングとかスポーツなどでけっこう汗を書くこともあると思いますが、顔などの上半身の汗は拭いても、汗などで濡れた靴下はそのまま履いている人がいますよね。
そういう時も「しもやけ」になりやすい原因といわれています。
足の指先が冷えたからといって暖房などで急に暖めると「寒暖差」が激しくなるので避けましょう。
しもやけが悪化すると水疱ができたり、皮膚がただれてしまったりして感染の恐れがでてきますから悪化する前にきちんと対処した方がいいですね。
しもやけは子どもと女性がなりやすいという傾向があります。
女性は冷え性の人も多いですから、足が冷たくなる冬はカカトのひび割れだけでなく、しもやけにも注意した方がいいですね。
しもやけになった時はかゆくて患部をかき壊してしまう人もいます。
そのため早い段階で炎症を抑える目的でステロイド外用剤を塗るといいので、購入する時に薬剤師の人に相談するといいですね。
ステロイド外用剤を塗って1週間たっても症状が良くならない時は皮膚科を受診しましょう。
足の指をしもやけにしないための対策
【足を冷やさない工夫が必要】
◆5本指ソックスで重ね履き
足指のしもやけで大切なポイントは「足を冷やさない」ことです。
効果的なのは「靴下の重ね履き」です。
冷えとり靴下専用として、最近は重ね履きように作られている靴下が人気になっています。
素材は肌に触れる一番先に履くものはシルクがいいですね。
シルクは汗や湿気をすばやく吸収して、放出するという性質があるので蒸れにくいんです。
5本指ソックスでタイツの下に履いても目立たないインナータイプのソックスもありますよ。
◆足が冷えてしまった時はマッサージ
冷えた足をいきなりストーブの前などに出して温めるのはNGです。
寒暖差が大きいので避けたほうがいいですね。
その場合は指先を1本ずつマッサージして、少しけっこうを良くしてから温めたほうがいいでしょう。
外から帰って、冷えた体ですぐにお風呂にはいるのは寒暖差による心臓などへの負担も大きいですし、ヒートショックの危険もあるので避けたほうがいいですね。
就寝前に血行促進効果のあるビタミンEが入ったクリームでマッサージするのも効果的です。
ユースキンAなどがいいですよ。
ポンプタイプはフタを取る必要もないので使いやすく、使い終わったらカートリッジを購入するといいですよ。
⇒■【指定医薬部外品】ユースキンA 70g (手荒れ かかと荒れ 保湿クリーム) アマゾン
◆足の温冷浴をする
お風呂に入った時などに40℃くらいのお湯と冷たい水に交互に足をつけます。
バケツや大きい洗面器などに冷たい水を用意すれば、お湯の方はお風呂の温度くらいが適温なので湯船の湯につければOKです。
2~3分ずつ、交互に足をつけます。
◆足が濡れたらすぐ水分を拭く
雨の日にパンプスで出かけていたりすると、足も濡れてしまうことがありますよね。
足が濡れたらすぐに水分を拭き取ることは「しもやけ対策」には重要です。
会社には替えの靴下などを置いておくといいですね。
出かける前から雨の時は出来るだけ雨靴などのほうが足のためにはいいですよ。
「日本野鳥の会長靴」は脱げにくく、湿地やぬかるみでも歩きやすい長靴です。
男女兼用で軽くさらに便利なところは折りたたんで持ち運べるんですね。
持ち運びに便利な巾着袋つきなので、会社で履く靴を入れて持って行き、会社で履き替えるということが出来ますよ。
まとめ
冬は油断するとすぐ、ひびやあかぎれ、しもやけになりやすい季節です。
やはり普段からこまめにケアしておくというのが一番ですね。
足の指だけでなく、手もしもやけになりやすい場所なので、足とともに手のケアも忘れないようにした方がいいですね。