6月中旬~7月中旬にかけては箱根登山鉄道のあじさい電車が人気になる時期ですね。
線路の脇にたくさんのあじさいが咲いているのを見ることが出来ますし、箱根強羅公園や箱根ガラスの森美術館などでもあじさいを楽しむことが出来ます。
夜のあじさい号については座席指定の完全予約制になっていて、あの人気の新型車両の「アレグラ号」にも乗れますよ!
箱根登山鉄道の夜のあじさい号の予約方法
今年2016年のあじさいライトアップの期間や全席予約指定の「夜のあじさい号」について紹介したいと思います。
【箱根登山鉄道 あじさいライトアップ】
◆ライトアップ期間
◎ 6月18日(土)~7月10日(日)
◆ライトアップ時間
◎ 18:30~22:00
◆場所
◎ 6ヶ所
箱根湯本駅先
大平台駅先
温泉幼稚園先
小涌谷駅先
車川
彫刻の森付近
「夜のあじさい号」は全席予約指定ですが、通常の定期列車からでもライトアップを楽しむことが出来ます。
【夜のあじさい号】
夜のあじさい号は「全席予約指定」ということだけでなく、途中駅での乗降ができません。
ですから「箱根湯本駅」~「強羅駅」、もしくは「強羅駅」~「箱根湯本駅」区間の間にある駅での乗降ができないので注意してください。
ただし、「強羅駅行き」は「宮ノ下駅」で、「箱根湯本駅行き」では「塔ノ沢駅」で記念撮影の時間が設けられています。
時間は10分程度予定となっています。
ライトアップされる6ヶ所では電車の照明を落とし、徐行または停止して「夜のあじさい」を楽しめますよ。
◆運転期間
◎ 6月18日(土)~7月3日(日)
◆運転区間
◎ 箱根湯本駅~強羅駅
※途中駅での乗降はできません。
◆予約方法
電話での予約になります。
◎ 予約受付期間
6月1日(水)~7月1日(金)
◎ 予約受付時間
9:30~17:00
※土日祝日を除く 平日のみ
◎ 予約受付先 「夜のあじさい号」予約センター
TEL:0465-32-8787
◎ 座席券料金
大人 310円 小児 160円(片道)
※この他に運賃がかかります。
大人 310円(片道座席券)+400円(片道運賃)=710円
小児 160円(片道座席券)+200円(片道運賃)=360円
※運賃に関しては「箱根フリーパス等」の周遊券での利用も可能です。
日中は定期運行のみですから指定席はありません。
夜間のあじさい電車は1時間に2~3本運行され、箱根湯本駅から強羅駅まで約40分で全席自由席で運行されます。
箱根登山電車はかなり急な坂を登っていきます。
ですから通常の電車と違って年配の方は立っているとつらいので、座りたいんですけど指定席が昼間はないんですよね。
そのため座れないと次の電車を待って座っていく人も多いです。
若い人は大丈夫だと思いますけどね。
あじさいの咲く時期は本当に多くの観光客が訪れますよ。
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箱根登山鉄道のスタイリッシュな新型車利用「アレグラ号」
1989年以来、25年ぶりとなった新型車両、箱根登山電車3000形「アレグラ号」はとてもかっこいい、スタイリッシュなデザインの電車です。
2015年ローレル賞&グッドデザイン・地域づくりデザイン賞のW受賞をしているんですよね。
「アレグラ」とは箱根登山鉄道の姉妹提携鉄道である、レーティッシュ鉄道が走るスイスのグラウビュンデン州に、今も息づく希少言語「レート・ロマンシュ語」のあいさつ言葉だそうです。
「アレグラ号」の車内も外観だけでなく、とてもおしゃれに出来ていますよね。
この「アレグラ号」も「夜のあじさい号」として乗ることが出来ますが、1日あたり上下各1本が予定されています。
そのため、予約も競争が激しいですが・・・
上りよりも下りのほうが狙い目かもしれません・・・
【夜のあじさい号 時刻表】
◆アレグラあじさい号 6月18日(土)~6月23日(木)
◎ 平日 箱根湯本発 → 強羅着
18:45発→19:44着
◎ 平日 強羅発 → 箱根湯本着
20:13発→21:02着
◎ 土休日 箱根湯本発 → 強羅着
18:53発→19:41着
◎ 土休日 強羅発 → 箱根湯本着
20:15発→21:07着
◆ベルニナ号またはサン・モリッツ号 6月24日(金)~7月3日
◎ 平日 箱根湯本発 → 強羅着
★あじさい1号 18:52発→19:43着
★あじさい3号 20:18発→21:08着
◎ 平日 強羅発 → 箱根湯本着
★あじさい2号 19:14発→20:03着
★あじさい4号 20:19発→21:13着
◎ 土休日 箱根湯本発 → 強羅着
★あじさい1号 18:52発→19:47着
★あじさい3号 20:18発→21:10着
◎ 土休日 強羅発 → 箱根湯本着
★あじさい2号 19:15発→20:02着
★あじさい4号 20:15発→21:07着
「夜のあじさい号」を楽しむなら「強羅付近」や「箱根湯本付近」にある温泉旅館などに泊まればゆったりとあじさいを楽しむことが出来ますね。
強羅駅から早雲山駅までのケーブルカーは運行していますが、大涌谷を通るロープウェイに関しては全区間運転見合わせとなっています。
夜は運行していませんが、強羅駅~桃源台駅(約30分)まで直行の代行バスは運行されています。
桃源台(とうげんだい)駅~姥子(うばこ)駅(約5分)も代行バスが運行されています。
箱根登山鉄道といえば「大平台のスイッチバック」
箱根登山電車といえば「スイッチバック」が有名ですね。
日本で第一位(世界で第二位)の勾配をスイッチバック(進行方向を交互に変える)で登る登山電車です。
スイッチバックのたびに運転士と車掌が入れ替わるんですよ。
急勾配の山をジグザグに線路を切り返して進む方式で、箱根登山鉄道ではそのスイッチバックを3ヶ所で行います。
そのうちの1ヶ所は「大平台駅」で行われるので、大平台の駅からスイッチバックする電車を見ることができるんですよ。
駅から珍しいスイッチバックが見られるということで、観光名所になっています。
箱根登山鉄道の中でも箱根湯本駅駅を出てすぐの「塔ノ沢駅」~「宮ノ下駅」の区間は急勾配が多いんですよね。
◆最初のスイッチバック
出山鉄橋(早川橋梁)を渡った後の出山信号場
◆2回めのスイッチバック
大平台駅でのスイッチバック
◆3回めのスイッチバック
大平台信号所でのスイッチバック
この3ヶ所のスイッチバックが終わると箱根湯本を出発した時とは逆向きに終点の強羅まで登り続けます。
今回地震で被害にあった阿蘇のJR豊肥線もスイッチバックすることで知られています。
ちょうど地震の影響で山が崩れて「阿蘇大橋」を壊してしまった近くにある「立野駅」と「赤水駅」間がスイッチバックされる区間です。
今まで数回、乗ったことありますけど、あの豊肥線が被害にあってとてもびっくりしました。
今でも余震が続いていますし、残念ながら復旧の目処はたっていないようですが・・・・
まとめ
以前、あじさいが咲く時期に箱根登山電車に乗って「塔ノ沢駅」で降りて、箱根ベゴニア園・ひめしゃらの湯「現在は箱根湯寮」に行ったことがあります。
小雨が降る日で、塔ノ沢駅からは道も狭く、けっこうな距離を歩いた記憶があります。
本当は箱根湯本駅から無料送迎バスで5分位?で行けたんですね。後で知りましたが・・・
箱根のロープウェイは今は噴火の影響で運行休止となっていますが、通常の時でも風が強いとすぐ運行休止になることが多かったですね。
安全のために仕方ありませんけど・・・
追記
2016年4月23日より桃源台駅 ~ 姥子 ~ 大涌谷駅の区間のみ、運転が再開されました。
大涌谷駅の駅舎の外には出られませんから、折り返しで戻ってくることになります。
火山ガスの状況によっては運行休止になることもあるようです。
名物の黒たまごも仙石原のロッヂ富士見苑(休業中)を改装した「くろたまご館4」で、4月28日から販売が行われるみたいです。