近年は大きな地震が多く、食料の備蓄も必要ですが、それ以上に備えておきたいのが「非常用トイレ」です。
避難所などでも簡易トイレが設置されるのが3日後~というくらい、しばらく用を足せない時がありますがそれは困りますよね。
断水で水を使えない状態でも、家が大丈夫で自宅のトイレが使える場合、それにセットして使えるものを用意しておくと安心です。
非常用トイレには期限もありますし、種類もあるので使いやすそうなものを選ぶといいですね。
非常用トイレって期限があるの?
非常用トイレは製品や保存方法などにもよりますが、約 7~10年くらいは使用が可能なものが多いです。
使用期限を過ぎたら使えないわけではありませんが、凝固剤などの効果が出なくなったりするので、期限ちょっと前には新しいものを用意しておいたほうがいいですね。
保存する場合は高温多湿、直射日光を避けて保存してください。
非常時の備えとして、家庭用トイレなどを使うことを想定した「非常用トイレ」がたくさんあります。
できれば最低3日くらいは家族で使える分を用意しておくと安心ですね。
◆非常用トイレのおもなタイプ
◎ 粉末凝固剤タイプ
排泄後に粉末凝固剤をふりかけて使うタイプの商品と、オシッコの時は袋のまま、大便の時は袋を破ってふりかけるタイプのものなどがあります。
◎ タブレットタイプ
汚物袋にタブレットを入れてから排泄します。
◎ 吸水パックタイプ
汚物袋の底に吸水シートがすでに装着してあるので、便器にセットしたらそのまま使えるタイプです。
出先などの携帯用に便利。
◎ ポリマーシートタイプ
汚物袋をセットし、底にポリマーシートを1枚セットし、排泄後に上からもう1枚ポリマーシートをかぶせて使います。
袋が大きめで3~5回くらいは使用可能なものが多いです。
ひとり暮らしなら、1回毎に捨てないで使えるのでいいかもしれません。
トイレが使えない時期が長くなりそうな時、ゴミ袋などを多めに常備してあれば、使う頻度が多いオシッコなどの場合は新聞紙などを使った代用品で済ますこともできます。
ゴミ袋に新聞紙を折ったものを入れ、その上に細かくちぎった新聞紙を入れて用を足します。
時間が少しかかりますが、新聞紙は吸水してくれます。
もし、大人のおむつなどがある場合、いざという時は新聞紙の代わりにそれを使って吸水させてもいいですよ。
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家庭用トイレにセットしての使い方
非常用トイレを家庭用トイレにセットして使う場合、水が残っている場合がありますよね。
そういう場合も含めて、非常用の汚物袋をセットする前に、便座カバーの上からゴミ袋をかぶせてガムテーブでしっかり止めておきましょう。
その上に汚物袋をセットして使います。
汚物袋は商品によって浅めのタイプは排泄物の重さによってずれるものもあります。
心配な場合は便座にテープなどで止めて使ったほうがいいですね。
断水時は手洗いもままなりません。
不衛生にならないように水もタオルも使わない消毒用アルコールジェルなども用意しておくと安心ですよ。
使用した汚物袋はしっかり口を縛って、住んでいる自治体の処分方法に従ってください。
タブレットや粉末凝固剤などを汚物袋を使わずにそのまま便器に入れて使うと詰まりの原因になるので絶対にやめましょう。
凝固剤やタブレットなどはなるべく肌に触れないようにして使います。
非常用トイレの人気の商品
◆非常用トイレキット シャットレット 100回分(50×2個セット)
◆簡易トイレ ポリマーシートタイプ
◆抗菌ヤシレット!災害用トイレ3点セット BR-933
◆サニタクリーン 簡易トイレ 20枚入り(吸水パックタイプ)
◆セルレット NEW簡易便座
家庭用トイレが使用できない、アウトドアなどでの使用に便利
◆非常用着替えテント
外で簡易便座を使う時の目隠しに便利(海などでの着替えにも便利)
◆プラダン製洋式トイレ 簡単組み立て式簡易トイレ
◆ポンチョトイレ(携帯用に安心)
◆女性用 携帯トイレ
◆男性用 携帯トイレ
まとめ
災害はいつ起きるかわからないので、備えはあったほうが安心です。
食料は備蓄していても、非常用トイレの備えがしていない人が意外に多いようです。
できれば3日~1週間分くらいは常備しておいたほうが安心ですね。