怖い絵展2017上野の森美術館レディ・ジェーン・グレイの処刑が初来日

中野京子氏によるベストセラー「怖い絵」刊行10周年を記念した展覧会「怖い絵」展が開催されます。

すでに兵庫県立美術館では開催中ですが、その後に上野の森美術館で開催されます。

ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は日本初公開となっていますので見逃せません。

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怖い絵展 2017 上野の森美術館

「怖い絵」展の東京での開催は上野の森美術館です。

兵庫県立美術館で9月18日(月・祝)まで開催された後に、10月から上野の森美術館での開催となります。

約80点ほどの「怖い絵」が展示されます。

【怖い絵展 2017 上野の森美術館】

◆開催日程

◎ 2017年(平成29年)10月7日(土)~12月17日(日)

◆開催時間

◎ 10:00~17:00

※最終入館は16:30

◆会場

◎ 上野の森美術館

◆料金

★前売り券(販売は10月6日(金)まで)

・一般     :1,400円
・大学生・高校生:1,000円
・中学生・小学生:500円
※小学生未満無料

★当日券

・一般     :1,600円
・大学生・高校生:1,200円
・中学生・小学生:600円

チケットは
・フジテレビダイレクト
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・イープラス
・チケットポート
などで扱っています。

◆内容

・第1章「神話と聖書」
「オデュッセウスとセイレーン」ほか
・第2章「悪魔、地獄、怪物」
「夢魔」ほか
・第3章「異界と幻視」
「そして妖精たちは服を持って逃げた」ほか
・第4章「現実」
「殺人」ほか
・第5章「崇高の風景」
「ドルバダーン城」ほか
・第6章「歴史」
「デューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)」ほか

◆問い合わせ

◎ 上野の森美術館

TEL:03-3833-4191

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「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が初来日

ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」はロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する名画です。

「レディ・ジェーン・グレイ」は「9日間の女王」といわれています。

イングランドの歴代の女王は

・メアリ1世
・エリザベス1世
・メアリ2世
・アン
・ヴィクトリア
・エリザベス2世(現女王)

この6人とされていますが、じつは最初にイングランドの女王を宣言したのはジェーン・グレイです。

残念ながら玉座に座ることができたのは9日間・・・

なので「9日間の女王」なんですね。

その座を追われて半年後に処刑されてしまいますが、その時16歳と4ヶ月だったとか・・・

高校生くらいの年だったんですね。1554年没だそうです。

ジェーン・グレイの処刑シーンの絵は、ドラローシュ(フランス人画家)のこの絵が一番人気になっているようです。

この絵を見てロンドンに留学中の夏目漱石も魅了されたそうですよ。

白く美しいドレスと、抜けるような白い肌がなんともいえず美しいのに、この後すぐに目の前の台に首をのせてハネられてしまうんですから残酷なシーンを想像させます。

絵に隠された歴史背景や物語を知って絵を鑑賞するのと、ただ感性にまかせて鑑賞するのではまるで違うと作家・ドイツ文学者の中野京子氏が語っています。

物語のどんなシーンを切り取って描かれた絵なのか、やっぱり興味ありますよね。

そんな背景を知ってから見る絵は、たしかにいろいろ想像させます。

上野の森美術館へのアクセス

【上野の森美術館】

〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2

TEL:03-3833-4191

◆電車利用

◎ JR「上野駅」下車 公園口より徒歩約 3分

◎ 東京メトロ・京成電鉄「上野駅」下車 徒歩約 5分

この上野の森美術館はアクセスがいいので便利ですね。だいたい3分~5分で駅から歩いて着きます。

まとめ

「怖い絵」展の公式図録は学芸解説付き(中野京子氏の書き下ろし解説もあり)で2,500円です。

ほかにもマグカップやアロマ、ブックカバーなどのグッズもあるので記念として、またはおみやげとしてもいいですよ。

展覧会ナビゲーター&音声ガイド(有料)は女優の「吉田羊」さんが担当です。

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