銀杏(ぎんなん)は茶碗蒸しに入っているイメージが強いですよね。
炒って塩をふったものを酒のつまみとして食べる人も多いかもしれませんが・・・
その銀杏は食べ過ぎると中毒の危険性があることをごぞんじでしょうか?
とくに小さい子どもには危険な食べ物かもしれません。
1日あたりの適切な量
【銀杏拾いをするときはビニール手袋をする】
銀杏拾いをする時に素手で拾うとかぶれて皮膚炎を起こす可能性があります。
ギンコール酸などを含んでいるので漆みたいにかぶれることがあるので、銀杏拾いをするときはビニール手袋をして拾いましょう。
【銀杏中毒】
イチョウの種子である銀杏にはメチルピリドキシンが含まれていて、これがビタミンB6の働きを邪魔して中毒を引き起こします。
◆中毒症状
●腹痛
●嘔吐
●下痢
●頻脈
●消化不良
●ふらつき
●痙攣
●呼吸困難
●意識消失
●ショック症状
など
【銀杏を1日あたりに食べる量の目安】
小児 5粒くらいまで
成人 20粒くらいまで
※5歳未満の子供には食べさせないほうが無難
※小児の場合はとくに個人差によって1粒でも中毒になる場合もあり、銀杏中毒の患者の70%以上が10歳未満
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銀杏の食べ方
【封筒とレンジを利用】
◆銀杏にベンチなどで割れ目を入れておく
※銀杏割り器があると便利
◆厚手の茶封筒などに入れ、ギリギリまで折り返してレンジに入れる
◆500Wのレンジで30秒~50秒くらい
◆軽く塩をふる
※割れ目を入れない方法もありますが、爆発音がすごいのと、封筒から飛び出したりしてレンジ内を汚す恐れがあります
【フライパンで炒る方法】
◆銀杏にベンチなどで割れ目を入れておく
◆フライパンに入れてフタをし、中火にかける
◆フライパンが温まったら火を少し弱めて時々フライパンをゆする
◆殻に焦げ目がついて割れ目も大きくなったら出来上がりの目安
※12分前後くらい
◆塩をふって殻をむきながら食べる
※塩を最初からフライパンに入れる方法もあります
※香ばしいのが好みなら完全に殻をむいたものを炒る
銀杏の保存方法
【常温で保存】
◆せいぜい1ヶ月位
【冷凍保存-1】
◆殻のままジップロックなどの保存袋に入れて冷凍
【冷凍保存-2】
◆鍋に銀杏がひたひたに浸かるくらいのお湯を沸騰させて塩少々を入れる
◆殻をむいた銀杏を入れて、おたまで転がしながら薄皮を取り、透き通るまで茹でる
◆水を張ったボールに茹でた銀杏を入れ、取りきれなかった薄皮をむく
◆キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、少量ずつラップにくるむ
◆ラップに包んだ銀杏をジップロックなどの保存袋に入れて冷凍する
まとめ
銀杏は独特の苦味があるので苦手という人もいますが、好きな人はかなり好きですよね。
でも食べ過ぎると銀杏中毒を引き起こすおそれがあるので1日10粒以下にしておいたほうがいいようです。
目安では20粒ですが・・・
とくに小さいお子さんには食べさせないほうが無難ですね。