「日本一はっとフェスティバル」は宮城県の登米市で開催されます。
登米名物の「はっと」だけでなく、全国各地の「はっと」に似た郷土料理も集まるフェスティバルです。
日本一はっとフェスティバル 2017
宮城県登米市は仙台市よりも北方の岩手よりにあります。
宮城、とくに登米地方の郷土料理として知られる「はっと」と、「はっと」に似た郷土料理が食べられるイベントです。
代表的な定番と言われる「油麩入りしょう油はっと」や「海鮮はっと」、スイーツ系の「あずきはっと」など30種類以上の味が楽しめますよ。
会場では登米地方の特産品の販売やステージイベントなども予定されています。
【日本一はっとフェスティバル 2017】
◆開催日程
◎ 2017年(平成29年)12月3日(日)
◆開催時間
◎ 10:00~14:00
◆会場
◎ 迫中江中央公園
◆問い合わせ
◎ 「日本一はっとフェスティバル」実行委員会事務局
TEL:0220-34-2734
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はっと汁とは?
◆はっと汁とは?
そもそも「はっと」って何なの??
と思う人も多いですよね。
すいとんやだご汁などの仲間というとわかりやすいと思います。
小麦粉に水を加えて、耳たぶ程度のかたさに練り、適度な時間寝かせ、その生地を手で薄くのばしながら汁の中に入れて茹でたものです。
汁の中に入れるだけでなく、お湯で茹で上げて和風スイーツとして、あずきやずんだなどに絡めたものもありますよ。
「はっと汁」のダシとか具材などは、すいとんが家庭によって違うように、地域や家庭によりさまざまな作り方があります。
定番として「油麩」を入れたものが多い「はっと汁」ですが、その油麩ってちょっと珍しいですよね。
でもはっと汁に入れるのが定番な登米では、油麩は欠かせないものなんですね。
◆はっとの由来
宮城といえば「伊達藩」ですよね。
伊達藩は米どころとして有名ですが、お百姓さんたちは米が満足に食べられずにいました。
ほとんどのお米を藩が買い上げてしまったからなんですね。
それで二番米や三番米に大麦を混ぜた「麦飯」や雑穀、畑で作った小麦を粉にして練って茹でた「はっと」を食べていたそうです。
※現在はお米に雑穀を混ぜて食べるほうが健康にいいと、雑穀と混ぜたお米を食べている人も多いでが・・・
米の代用食であった「はっと」をおいしく食べられるようにお百姓さんたちは工夫していき、好んで食べられるようになっていったそうです。
ところが領主はこのままだと米を作らず、小麦作りに精を出して米作りをおろそかにしかねないと心配して、この料理を禁止(法度)するようになったんだとか・・・
それ以来この小麦料理が「はっと」と呼ばれるようになったといわれているそうです。
はじめは何て呼んでいたんでしょうね??
「はっと」はすいとんよりも薄くのばしながら作るので、ボデっとした感じではないんですね。
作る人によっても差がありますが・・・
練ってから生地を寝かせることにより、コシがあるものになりますよね。
【はっと汁レシピ】
迫中江中央公園へのアクセス
【迫中江中央公園】
宮城県登米市迫町佐沼中江2丁目6
※登米市役所迫庁舎前
◆電車利用
◎ JR東北本線「新田駅」または「石越駅」下車
タクシー利用で約 20分
◆仙台より高速バス利用
◎ 旧仙台駅前(さくら野百貨店青葉通側)から乗車
「登米市役所前」下車、徒歩約 1分。
◆車利用
◎ 東北自動車道「築館I.C」より車約 35分
◎ 三陸自動車道「登米I.C」より約 10分
◆駐車場
◎ あり 無料
まとめ
私の実家のすいとんは練ってつくるタイプではなく、小麦を水で溶いて(ゆるめ)汁の中に落としながら作るすいとんでした。
さらに具はネギと油揚げのみ。作りたてよりも次の日に少し汁がドロっとなったほうがおいしいんですよね。
ツルンとしたすいとんが好きな人は小麦粉に片栗粉を混ぜて作る人もいます。
小麦粉:片栗粉=4:1くらいの割合ですね、好みにもよりますが・・・