徳川家康公ゆかりの可睡齋(かすいさい)は静岡県袋井にあります。
「可睡齋ひなまつり」は日本最大級の32段1200体もの雛人形が飾られるのは、国登録有形文化財の「可睡齋 瑞龍閣」です。
可睡齋ひなまつり 2018
「可睡齋」は東海道一の禅の修行道場です。
徳川家康公が名づけた古刹で、曹洞宗の多くの雲水(修行僧)が修行をしています。
この秋葉総本殿可睡斎の瑞龍閣で「可睡齋ひなまつり」が開催されます。
この瑞龍閣は昭和12年に建てられた2階建ての建物で、その当時の日展会員だった山口玲熈(れいき)画伯によって大きな建物すべてに四季折々の見事な花が描かれています。
また、隣接する「大東司(だいとうす)」は戦前より水洗トイレで当時の建築の粋を極めた見事なものだそうです。
ちなみに「東司」というのは寺院におけるトイレのことで、曹洞宗で使われています。
トイレの神様といえば「烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)」ですよね。
トイレ掃除をしながら「うすさまみょうおう おんくろだのう うんじゃくそわか」とマントラをとなえるとお金の困らなくなるとかいわれていますよね。
その「烏蒭沙摩明王」のご尊像が「大東司」に祀られています。
この「烏蒭沙摩明王」は高村晴雲の一代傑作といわれています。
ひなまつりの会場となっている「瑞龍閣」は階段を上がったところにある山門のすぐ右手にあります。
【可睡齋ひなまつり 2018】
◆開催日程
◎ 2018年(平成30年)1月1日(月・祝)~4月3日(火)
◆開催時間
◎ 8:00~17:00
◆料金
◎ 拝観料:500円(室内ボタン園・諸堂拝観含)
※小学生以下無料
◆開催場所
◎ 秋葉総本殿可睡斎瑞龍閣
◆問い合わせ
◎ 秋葉総本殿可睡齋
TEL:0538-42-2121
この可睡齋では精進料理をいただいたり、宿泊もできます。
個人の場合は2名以上ですが・・・
精進料理教室も月に2回開催されています。
食事も宿泊も料理教室も事前予約が必要ですよ。
おひなさまを見て、ゆっくり精進料理を味わうのもいいですね。
・竹膳 :2,000円
・竹上膳:2,500円
・松膳 :3,000円
・松上膳:3,500円
受付時間は16:00までです。
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秋葉総本殿可睡斎へのアクセス
【秋葉総本殿可睡斎】
〒437-0061 静岡県袋井市久能 2915-1
TEL:0528-42-2121(代)
◆電車利用
◎ 最寄り駅 東海道本線「袋井駅」下車
「袋井駅」よりバス利用(約 10分)
秋葉船・可睡の杜船「可睡」下車
◎ 東海道新幹線「掛川駅」下車
「掛川駅」よりタクシー利用で約 20分
◎ 東海道新幹線「浜松駅」下車
「浜松駅」よりタクシー利用で約 40分
◆車利用
◎ 東名高速道路「袋井I.C」より約 5分
◎ 新東名高速道路「森掛川I.C」より約 15分
◆駐車場
◎ あり
「御祈祷者駐車場(2ヶ所)」と「一般駐車場」があります。
「御祈祷者駐車場(2ヶ所)」は参拝・拝観のみでも利用できます。
可睡齋の人形供養
可睡齋では「人形供養」も行われています。
供養受付も持込と郵送とがありますので、遠方の人でもできますよ。
【可睡齋の人形供養】
◆供養受付
◎ 持込の場合
8:00~16:00
◎ 郵送の場合
年中可能 事前連絡不要
※人形と供養志納金を箱に詰めて郵送
◆受付可能なもの
・節句人形
・各種人形
・ぬいぐるみ
・こけし
・仏像
・だるま
・しめ縄
・写真
・掛け軸
・お守り等
・金属製品不可
◆供養志納金
◎ ひな人形一式
箱の大きさに関係なく 3,000円
※人形・道具・ひな壇など
◎ その他
★縦+横+高さ=
100cmまで 3,000円
120cmまで 5,000円
150cmまで 8,000円
ポリ袋(45L) 一袋 3,000円
まとめ
最近は大きなひな壇のひな人形より、内裏雛だけとかが人気ですよね。
マンションなどはとくに飾るスペースの問題もありますし・・・
可睡齋ひなまつりでは32段ものひな壇にお人形が飾られるので、いろいろなお顔をしたお人形を見ることができますね。