猫を飼っている人要注意 !アロマデュフューザーを使うと危険

アロマは心身を癒すのにとても役立っていますが、そのアロマは猫にとっては毒となることを知っていますか?

最悪の場合、愛猫が死に至ることもあるので注意が必要です。

スポンサーリンク



猫を飼っている人要注意 アロマデュフューザーを使うと危険

人間によっては癒しになるアロマテラピーですが、猫にとっては有毒となることがあります。

ネコ科の動物は人間や犬などと違って、完全な肉食動物です。

えっ?犬だって肉食べるでしょ?

と思いますが、犬は肉以外のものも食べるので、犬は雑食動物に分類されています。

猫の肝臓が人間や犬などと違う点は大切な解毒機構である「グルクロン酸抱合」がないため、精油の一部の成分を解毒できず、体内に溜まって中毒症状を引き起こします。

ですから、すぐに症状が出ないケースもあり、数ヶ月後、数年後に中毒症状が出て、最悪、死に至ることもあります。

フェレットも完全肉食動物なので、アロマの使用は危険を伴います。

コーネル大学の、猫に「ティートゥリー」が配合されたノミ除けを使った実験などでは、「脱水症状」「低体温」「神経過敏」「体が震える」「昏睡状態」などの症状が出たそうです。

その他の症状として「運動失調」や「よだれ」「下痢」「皮膚の炎症」「食欲不振」など、いろいろあるようです。

大切なペットがアロマで病気を引き起こすのは避けたいですよね。

今の段階ではどのアロマが危険か、または安全かということは、はっきりしていないようです。

アロマの成分によっては、短期間でなく、長期間で症状が出る可能性もあるので、安全と言いきれるものはないようです。

ですから精油の製造過程の副産物である「芳香蒸留水(ハイドロゾル)」も使用は避けたほうが安心だと思います。

スポンサードリンク




猫に有害となる精油(エッセンシャルオイル)

とくに猫に有害とされているものは「ケトン類」「フェノール類」「モノテルピン炭化水素類」です。

柑橘系の香りのものとかは猫にとって危険ですね。

ミカンの皮をむくだけで、逃げていく猫も多いです。

アロマをポットで炊いたり、アロマデュフューザーを使ったりするだけでなく、アロマバスを楽しんでいる人も注意が必要です。

お風呂に入り込んで、猫が浴槽の水をなめたりすると大変です。

(愛猫にリスクがあるのを承知の上で)どうしてもアロマを使いたい場合は、猫のいない部屋で使用し、換気などに気をつけてください。

アロマは鳥にも毒

猫にとって危険なアロマはじつは鳥にとっても危険があります。

最近、ニュースになっていたので知っている人も多いかもしれませんね。

鳥によって個体差があるようですが、呼吸不全や中毒を引き起こす可能性があるそうです。

とくにアロマデュフューザーを使うとアロマが部屋中に拡散するので、それを鳥が体内に入れた場合、蓄積されて中毒症状が出て、最悪の場合は死に至ることもあるようです。

ニュースになっていたのは幼鳥のインコだったみたいですが、アロマデュフューザーを使い始めて1週間で死んでしまったようですね。

とてもお気の毒ですが、知らずに使っている人もいるかもしれないので注意した方がいいですね。

どのアロマが鳥に有害なのかは、やはり現段階でははっきりしないようですが・・・

ですからそういった危険性を理解した上で、アロマの使用を考えたほうがいいですね。

まとめ

「猫にタマネギは毒」ということを知っている人はけっこういますが、アロマが毒であるということは知らない人が多いようです。

直接、食べさせるわけではないから無害だと思ってしまいますよね。

猫にとってはユリ科植物をはじめ、サトイモ科、ナス科など多数の植物が毒となります。

ですからアロマの使用も控えたほうが安心ですが、人間の食べ物を与えるのも控えたほうがいいですね。

加工してあるものに猫にとって毒となるものが入っている場合があるかもしれませんから・・・・

スポンサーリンク