カラスは農作物だけでなく、都会などでもゴミ集積場などでゴミをあさって、どんどん増えていますよね。
鳥の中でも非常に学習能力が高いため、対策をしてもすぐ効果がなくなる事が多いです。
カラスは観察力も鋭いため、普段、どんなものがあるか、どれが危険かなど、きちんと把握しているそうです。
また、時期によって攻撃してくることがあるので注意が必要ですね。
カラス被害の対策
日本で農作物の被害や生活被害などの原因となっているのは、ハシブトガラスとハシボソガラスです。
ハシブトガラスはくちばしが太く、頭頂部にふくらみがあり、ハシボソガラスはくちばしが細いカラスです。
都市部に多く生息しているのはハシブトガラスで畑の近くや山などにはハシボソガラスが多いようです。
カラスは種子や果実・魚・死肉・肉などを全部食物とすることができる食性の幅が広くて環境への適応力が高い鳥です。
都市部では人間が出す生ごみや残飯とかペットフードなども食べますね。
カラスは夜明けの30分くらい前にねぐらを出て採食に出かけます。
満腹になると休息したり遊んだりして昼間を過ごし、夕方になると2、3羽づつねぐらに帰ってきて、集団でねぐらで眠ります。
カラスは食い溜めができないので、カラス対策としてはカラスの餌となるようなものを減らす必要があります。
また、カラスは黄色をよく認識できるそうですが、カラスが怖がる色というのはないそうです。
【カラス被害の対策】
◆ゴミ集積場には防鳥ネットを使用する
※網目が約10cm以下でなるべく細かい網目のもの
◆ゴミを出す場所でフタ付きのポリバケツを使用する
◆ゴミを出す日時を守る
◆カラスにエサを与えない
◆畑などで腐った作物などをそのままにしない
◆1m以下の間隔でテグスを張る
※鈴をつけるとなお効果的
◆光るものなどを設置する
※使わなくなったCDやトラテープ(黄色と黒のテープ)など
※カラスはキラキラ光るものや黄色に反応するといわれている
◆カラスの死骸の模型を吊るす
※ときどき位置を変える
◆針金ハンガーを外に吊るしっぱなしにしない
※都市部ではカラスが針金ハンガーをたくさん使用して巣を作ることがある
◆レーザーポインターで追い払う
※危険なので、間違っても人や動物などが近くにいたら使わない
カラスを追い払うにはある程度時間がかかりますから、長期的に取り組む必要があります。
カラス対策としては刺激を変化させ、カラスに「ここは危険」というように認識させる必要がありますね。
【カラスは許可無く捕まえられない】
カラスに限らず、全ての野生鳥獣は、鳥獣保護法により、許可なく捕獲したり処分したりすることが禁じられているので、勝手に捕まえないようにしましょう。
また、巣を除去するだけなら特に許可を必要としませんが、その巣に卵があった場合は鳥獣保護法に基づく卵の採取許可を必要とし、市町村役場で手続きするようにします。
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カラス除けでベランダに有効なものは
【ベランダのカラス除けグッズ】
◆トリケードやトゲトゲマットを置く
※ベランダに両面テープなどで貼り付けて使う
⇒■DAIM とうめい鳥よけシート 3枚パック 結束バンド9本付 90mm×405mm
◆ハトよけネットなどを吊るす
◆ハト・カラスよけ糸
※手すり対策に
カラスに攻撃されやすい時期
カラスは繁殖期(3月下旬~7月上旬くらい)になると巣をつくり、卵を産んでヒナを育てます。
この時期に巣や、巣から落ちたヒナの近くを人が通ると、カラスはヒナを守るために人を威嚇したり攻撃することがあるんです。
ですからこの繁殖期にはカラスの巣の近くには近づかないことが大切です。
また、カラスは人の頭めがけて飛んできて襲いますから、カラスがいつもいて襲われそうな場合には、傘などの棒状の物を肩にかつぐようにし、頭の上に上げると、カラスは羽が接触するのを警戒して近寄りません。
また頭を守る意味で帽子をかぶるのもいいでしょう。
まとめ
カラスがくちばしで大きなゴミの袋を持ち上げて飛んているのを見たことあります。
きちんとネットがかけられていないものを選んで、持ったんでしょうけどすごい力ですね。
やはりゴミを出す時はきちんと出さないといけませんね。