小田原城址公園を中心に行われる、小田原北條五代祭りは戦国時代に小田原城を拠点とし、五代にわたってその栄華を極めた戦国大名北条氏を称え偲ぶ祭りです。
五代城主を模した武者行列や地元の高校、陸上自衛隊音楽隊などのパレード隊など総勢1800人にも及ぶ行列が市内を勇壮に練り歩く、小田原市最大のイベントですね。
小田原といえば鈴廣のかまぼこを思い浮かべる人も多いと思いますが、他にも隠れた名産品があります。
小田原北條五代祭り 2015
◆日時 2015年(平成27年)5月3日(祝日)
◆会場 小田原城址公園ほか
◆主なイベント
○北條鉄砲衆、忍者演技ほか
○スタンプラリー
○出陣式
※小田原城銅門広場から出陣
○市中パレード
※パレードは歩道から観覧できますが、非常に混雑します。
※晴天の場合は日差しが強いので紫外線対策必須です。
※2014年には小田原ふるさと大使である、阿藤快さん、柳沢慎吾さん、鎧塚俊彦さん、小宮孝泰さんなどが参加しています。
【北条五代】
略字の「北条」で表記されることが多いですが、「北條」表記が正しいそうです。
◆初代 北条早雲(ほうじょうそううん)
◆二代 北条氏綱(ほうじょううじつな)
◆三代 北条氏康(ほうじょう うじやす)
◆四代 北条氏政(ほうじょう うじまさ)
◆五代 北条氏直 (ほうじょう うじなお)
この五代にわたる戦国大名をいい、鎌倉北条と区別し、小田原北条ともいわれています。
ちなみに北条家の家紋は「三つ鱗」です。
小田原名物のお土産はどんなものがある?
また、「干物」も美味しいですね。
その他にも知る人ぞ知る隠れた名産品もあります。
【小田原土産】
◆小田原かまぼこ
◆干物
◆虎朱印(こしゅいん)
※小田原で創業100年を越す老舗の和菓子舗「正栄堂」の代表銘菓の最中
※虎朱印とは北条家が公文書に用いた印判のことで「緑寿応隠」の4字を配した印文の上に虎が横たわっている姿が刻されているもの
※「緑寿応隠(ろくじゅおうあん)」とは、「長命の寿を全うして、国の安隠にこたえる」という意味
※実際の印判と同じ大きさで作られている
◆甘露梅(かんろばい)
※小田原藩主「大久保忠愨」が考案し命名
※小豆こしあんを求肥餅で包み、赤いしその葉で巻いて梅の形にしたもの
◆ほととぎす巻き
※日本酒に合うおつまみとして明治初期に考案
※落花生の粉・砂糖・辛子粉・ゴマ・水あめを混ぜたものを、シソの葉で巻いたもの
※最初は甘いが後から辛子粉の辛味がやってくる
※「神奈川の名産100選」にも選ばれている
※手作業で作られているので、生産量が少なく、まさに知る人ぞ知る「隠れた名産品」と言われている
◆足柄茶
※茶の品質の目安となる全窒素量が多く、甘味と渋味のバランスよい香り高いお茶
※「かながわ名産100選」に選ばれている
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小田原へのアクセス
【車でのアクセス】
◆東名高速道路 – 小田原厚木道路
※東京方面から 約1時間
小田原北條五代祭りの日は車は避けたほうがいいかもしれません。
小田原城址公園付近をはじめ、市中パレードが行われるので交通規制が行われ、あちこちで進入禁止になっています。
【電車でのアクセス】
◆小田急小田原線
※急行 新宿駅から1時間35分
※ロマンスカー 新宿駅から1時間10分
◆東海道山陽新幹線
※東京から約35分
◆東海道本線
※快速アクティー 東京駅から約1時間15分
◆東海道新幹線
※こだま 新大阪駅から約3時間30分
※ひかり 新大阪駅から約2時間30分
小田原城址公園は小田原駅から歩いて、通常は10分程度です。
まとめ
戦国の武将の格好をして練り歩くイベントは相馬野馬追が有名ですが、小田原北條五代祭りも20万人くらいの人出で賑わいます。
パレードをよく見たい人や写真をとりたい人は2時間位前から場所をとっているそうです。
相馬野馬追もそうですが(真夏に行われるため)、小田原北條五代祭りの行われる5月も晴天だと日差しがかなり強い場合もありますから、UVケアは忘れずにしたほうがいいと思います。
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