漂白剤の種類と使い方|黄変やサビ汚れの対処やメラミン食器の注意点

漂白剤というと、あのツンとした気分が悪くなるような強いニオイを思い浮かべますよね。

漂白剤にも種類があり、使う用途によって選ぶ必要があります。

お洗濯だけでなく、キッチンでも使うことがあると思いますが、メラミン食器に使用する場合は注意が必要です。

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漂白剤の種類と使い方

ハイター022漂白剤はだいたい3つに分けられます。

【漂白剤の種類と使い方】

塩素系漂白剤

※除菌・除臭効果が高く、漂白力が強い

※浴室のカビ取り剤としてよく使われる

※洗濯に使用する場合は水洗いできる白物専用

※酸素を与えることで色素を破壊することで汚れを落とす

※取り扱いの際は十分な注意が必要

酸素系漂白剤

※白物だけでなく、色柄物にも使える

※洗濯の時に、洗剤と一緒に使う

※水洗いできるすべての繊維に使える

※金属で出来た付属品がついているものなどには使えない

※酸素を与えることで色素を破壊することで汚れを落とす

※粉末タイプと液体タイプがある(毛・絹には粉末タイプは使用できない)

※塩素系漂白剤に比べて比較的安全である

ハイター03

還元型漂白剤

※酸素を奪うことによって汚れを落とす

※金属汚れや漂白によって黄ばんだ場合に使われる

※水洗いできるすべての繊維に使える

※白物専用

【混ぜるな!危険!】

塩素系漂白剤を使う時の注意点

塩素系漂白剤は酸性の洗剤などと混ぜると、猛毒の塩素ガスが発生するので絶対混ぜてはいけません。

塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムという化学物質で酸性にすることで、分解して塩素ガスが発生します。

また、漂白剤にはアルカリ剤として水酸化ナトリウムが含まれていて、これも危険な化学物質であり、タンパク質変性作用が強く、間違って目に入った場合失明の恐れもあるのです。

塩素系漂白剤を使う時

○絶対に原液を素手では扱わない⇒ゴム手袋を使用する

※手についてしまった場合はただちに大量の水で洗い流す

○目などに入らないようにメガネやゴーグルを着用する

○マスクを着用して使用する

○使用する時は窓などを開けたりして換気を良くする

○酸性の洗剤だけでなく、酢やアルコールと混ざっても有毒ガスが発生する

 

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漂白剤で黄変したりサビ汚れの場合は

白い衣類などで、漂白剤を使用したら黄変してしまったりすることもありますよね。

また、赤サビなどで酸素系漂白剤では落ちない時などに、還元型漂白剤を使用します。

鉄分を含んだ水で黄ばんでしまった衣類の漂白によく使われますね。

金属汚れや漂白によって黄ばんだ場合には、還元型漂白剤を使いましょう。

還元型漂白剤は色柄物は使えません。

白物専用となります。

金属染料や金属ボタンの物も使用不可です。

還元型漂白剤は粉末タイプの漂白剤で、弱アルカリ性です。

商品名で言うと「ハイドロハイター」などです。

漂白剤を使う時にメラミン食器は要注意

メラミン樹脂は熱硬化性樹脂で、表面は陶器に似たつやがあって、食堂などで使われる食器や子供用食器に使われていますよね。

割れないので便利ですし・・・

ただ、意外にもろく、表面にヒビ割れを起こし、汚染されやすいというデメリットも有ります。

【付着した汚れや色素を漂白する場合の注意点】

漂白剤を使用する時は塩素系漂白剤は避け、酸素系の漂白剤を使う

※メラミン等樹脂食器には、塩素系漂白剤は絶対にNG

※塩素系漂白剤を使うと黄変する

黄変してしまった場合

※還元剤(ハイドロサルファイト、シュウ酸※)処理である程度回復できる可能性も・・・

※シュウ酸を薬局で購入する場合は印鑑が必要

メラミン食器は色素などが残りやすかったりするので、つい液体の塩素系漂白剤を使いたくなりますが、絶対に使ってはいけません。

まとめ

塩素系漂白剤を使う時は換気は忘れずにしましょう。

排水溝の掃除に使われるものも塩素系なので、使う時には注意が必要ですね。

2箇所窓を開けたり、換気扇をつけたりして、空気の流れを良くしておくことが大切です。

狭いお風呂場でカビ取り剤を使用する時は、とくに注意してください。

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