土用の丑の日といえば夏の時期のことを指す場合が多いですが、やはり主役は「ウナギ」ですよね。
でもウナギの価格は高騰してますし、ウナギ以外の食べ物にしたいと思っている人もいますよね。なかにはウナギが苦手という人もいますし・・・
ウナギ以外で人気のものや、土用の丑の日に食べるといいとされる食べ物を紹介したいと思います。
土用の丑の日にウナギ以外にしたいけどアナゴでもいい?
アナゴとウナギは似てますよね。
ウナギはウナギ目ウナギ科でアナゴはウナギ目アナゴ科です。
ウナギには鱗がありますが、アナゴにはありません。
頭から尾まで一直線に白い斑点模様があるのがアナゴです。
アナゴは海で一生を過ごし、ウナギは川から海に出て、また戻ってきます(天然の場合)。
でも今のウナギはほとんど養殖物ですよね。
栄養面でいえば、ウナギは脂質がアナゴより多いので(つまりこってりと脂がのっている)カロリーはアナゴの倍近くになります。
また、目にいいとされるビタミンAはウナギはアナゴの5倍位、含まれています。
アナゴは低カロリー高タンパクなので、ウナギにはビタミンAの含有量などでは負けていても、さっぱりしていて美味しいですね。
ビタミンAやカルシウムが豊富で夏バテに効果的ということと、夏が旬であることから7月5日は「穴子の日」となっています。
穴子丼
ウナギが苦手でウナギ以外にしたい場合もありますし、ウナギが高いので別のもので代用した場合もあると思いますが、土用の丑の日に穴子を食べる人も多いですよ。
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土用の丑の日には「ウ」のつく食べ物を
土用の丑の日にちなんで、「ウ」のつく食べ物を食べて精をつけ、無病息災を祈願します。
代表的なのはウナギですが、他のものでもいいんですよ。
【ウのつく食べ物】
◆ウナギ
◆梅干し(ウナギとは食べ合わせNGといわれていますが医学的な根拠はないとも・・・)
◆瓜
※西瓜(スイカ)胡瓜(キュウリ)冬瓜(トウガン)苦瓜(ニガウリ:ゴーヤ)南瓜(カボチャ)
◆ウド
◆ウズラ豆
◆ウズラの卵
◆ウルメイワシ
◆うどん
など、いろいろありますね。
また、他には「土用餅」(土用に食べるあんころ餅)・「土用しじみ」・「土用卵」などもあります。
土用の丑の日にウナギの代替商品で人気なのは?
土用の丑の日にウナギ以外の食べ物にする人も多いようです。
ウナギの蒲焼など、ウナギを例年食べている家庭は60%前後くらいのようですね。
ウナギ以外で例年食べているという人は「とくにない」人が多いようですが、あるという人は「アナゴ」「豚肉」「牛肉」「サンマの蒲焼」などが人気です。
牛肉は「うしにく」ですから「ウ」のつく食べ物なんですね。
アナゴもウナギ目アナゴ科ですから、いいのでは?・・・
アナゴも蒲焼きがやはり人気のようです。
私はウナギよりアナゴの蒲焼のほうが好きなんですよね。
ウナギはこってり過ぎて・・・アナゴはウナギよりさっぱりしていますからね。
ウナギは長焼きタイプで土用の丑の日ではなくてもスーパーでも1,500円~2,000円くらいはしますよね。(国産:鹿児島産が多い:浜松産は少し割高)
中国産のウナギでも1,000円を超えるものがけっこうありますしね。
夏の土用の丑の日の頃は夏バテしやすい時期でもあるので、スタミナをつける意味でもウナギがいいとされているようですが、すでに夏バテで胃腸が弱っているときなどは、かえってウナギの脂は消化に負担がかかることもあります。
今年(2015年)の夏の土用の丑の日は7月24日と8月5日の2回ありますから、体調が悪い場合は無理にウナギやアナゴなどは食べずにどちらか体調の良い日に食べたほうがいいかもしれません。
ウナギでもアナゴでも蒲焼きを一人前ずつ用意するのは家計的に大変っていう場合や少量だけ食べたいっていう場合は、小さく切って「ウナ玉丼」にしたりするなど工夫するといいですよ。
まとめ
ウナギやアナゴ、ハモなどの血には「イクチオヘモトキシン」という毒が含まれているんですよね。
傷口に入ると炎症や化膿するそうなので、生を取り扱う時は注意が必要です。
「イクチオヘモトキシン」は口に入ると吐き気や呼吸困難などを引き起こすので危険です。
ただ、この毒は60℃以上で加熱調理をすると毒素がなくなるので、加熱すれば安心して食べられます。