昔から元旦は掃除をしてはいけないといわれて育った人も多いですよね。
洗濯や布団干しも・・・
なぜそれが元旦のタブーなのか、紹介したいと思います。
元旦のタブー
元旦にしてはいけないといわれているタブーはいくつかあります。
ただ、全国的なものと地域によって違うものがあるようです。
◆掃除をしない
◆洗濯・布団干しもしない
◆おさい銭以外のお金を使わない
◆お風呂にはいらない
◆主婦が料理をしない
◆雑煮以外、火を使わない
◆ケンカをしない
◆殺生をしない
タブーの理由
【掃除をしてはいけない理由】
暮れに大掃除をして正月飾りや鏡餅を用意し、お正月は年神様をお迎えするハレの日ですね。
ハレの日とは冠婚葬祭とか、年中行事とかの特別な日です。
ハレの日に対して日常の日を「ケ」の日といいます。
ハレの日である元旦にケの日と同じように掃除をすると福の神を掃きだしてしまい、縁起が悪いといわれているからです。
昔は掃除はホウキを使ってしていましたからね。
ですから洗濯や布団干しのようなことも同じようにしないほうがいいとされています。
【おさい銭以外のお金を使ってはいけない理由】
元旦におさい銭以外のお金を遣うと、その年は散財する年になるといわれています。
お財布からお金が出て行く1年になるそうで・・・
元旦発売の福袋は買いたい人もいるでしょうけどね・・・
【お風呂にはいらない理由】
昔はお風呂に入るためには火を使わないと入れませんでした。
元旦は火と水を使わない・・・ということで、この風習が残っている地域もあるようです。
【主婦が料理をしない理由】
料理などで煮物とか汁物などを作ると灰汁が出ますよね。
この灰汁=悪にかけて、アクを出さないのがいいそうです。
また正月三が日は主婦がゆっくり休めるように、おせち料理があるんですよね。
【雑煮以外は火を使わない理由】
お風呂と同じようにお正月は火と水の神様に休んでいただく意味もあるそうです。
【ケンカをしない理由】
元旦にケンカをすると、その年は争いが耐えない年になるんだとか・・・
仲良く1年を過ごすためにもケンカは控えましょう。
【殺生をしない】
釣りとか、漁、猟をしないということですね。
元旦から殺生をするのは縁起が悪くなるそうです。
お盆も殺生をしてはいけないってよくいいますね。
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雑煮は誰が作る?
雑煮を作るのは誰か?
これは地域とか家庭によっても違うようですが、神棚がある家ではその家の主である男性が作っている所も多いようです。
うちでも三が日は父が餅を焼き、お神酒と作った雑煮をお供えしてました。
代々、そうしてきたそうですが、父は交代勤務の職についていたので、毎年、元旦が休みとは限らず・・・というか何年かに1回くらいで、しかも3が日すべて休みなんて退職するまで1度もありませんでしたが・・・
父がいない時だけは母が作ってましたね。
まとめ
元旦のタブーを知らなくてやってしまった・・・という場合でも、あまり深刻に捉える必要はないと思います。
タブーと言われているものが他ではOKだったりしますしね。
特別なお正月というハレの日は家族みんなでゆっくり休めるといいですが、なかには元旦も関係なく仕事という人もたくさんいます。
いろいろな職種の人が、元旦から仕事をしてくれているおかげで、私たちは電車に乗ったり、テレビを見たり、電気を使えたり、お水を使えたりと感謝すべきことがたくさんあります。
年神様と一緒に新年を祝いながら、多くの人に感謝できたら明るい1年になるかもしれません。