お正月料理にかかせない栗きんとんはサツマイモと栗を使いますが、栗きんとんには2種類あるってご存知ですか?
また栗以外を使ったきんとんやくちなしがない時の代わりなども紹介したいと思います。
栗きんとんには2種類ある
【2種類の栗きんとん】
栗きんとんといえば、サツマイモと栗を使ったものを指すことが多いですが、一部の地域では別の栗きんとんのことを指すようですね。
その栗きんとんとは岐阜県の限られた地域で作られている栗きんとんです。
生栗をゆでて、中身を取り出し、フードプロセッサーがあればそれにかけてなめらかにし、それをに砂糖・塩を加えて練りあげてつくります。
冷ましたものを茶巾絞りのようにして形つくります。
和菓子・・・という仕上がりですね。
今の時期はもう生栗が出回る時期ではないので、来年にならないと作るのは無理かもしれませんが・・・
レシピをいくつか紹介しておきますね。
この岐阜県の「栗金団(くりきんとん)」が室町時代からすでにあったもののようです。
栗餡を丸めたものだったそうですから。
おせち料理の栗きんとんが現在の形になったのは明治時代だそうです。
「金団」は金の団子、金の布団という意味で金運・財運・勝負運を願ったものです。
栗は山の幸でもあり、「勝ち栗」として縁起が良いものとされていますね。
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りんごきんとんやパイナップルきんとん
お正月用に栗きんとんを作る人も多いですが、栗じゃなくてりんごやパイナップルを使ったきんとんもおいしいですよ。
うちの実家ではよく、栗きんとんとパイナップルきんとんの両方を作ってましたが、私はパイナップルきんとんのほうが好きでしたね。
たしかに栗きんとんもおいしいですが、パイナップルきんとんはちょっと酸味もあってデザート感覚で食べられます。
しかも生のパイナップルを使うのではなく、パイナップルの缶詰を使います。
缶詰のシロップも使います。
今の時期はりんごが美味しい時期なので、たくさんでまわっていますよね。
そのりんごを煮て、きんとんとあわせたりんごきんとんもおいしいですよ。
紅玉などではなくても、レモン汁などを使って酸味を足して煮れば大丈夫です。
フルーツきんとんとしてキウイフルーツなどをつかってもおいしくできます。
上記のりんごにレーズンを入れたレシピはきんとんにしたものですが、普段食べるおやつとして、さつまいもとりんごはいちょう切り、それにレーズンを加えて煮るだけでも簡単でおいしいです。
この場合は砂糖はお好みの量を、水はひたひたくらいで煮ています。
もちろん、さつまいもは皮をむいて切ってから、きちんとアク抜きをしてから使います。
くちなしがない時
栗きんとんを作る時に色よく仕上げる時には欠かせないのがくちなしです。
でも、買い忘れたり、たまたま売り切れだったりすることもありますよね。
代用としてターメリックなどを使う人もいますが、香りがちょっと苦手の人もいますよね。
また黄色の食用色素もありますがおすすめできません。
くちなしがない時は無理に使わなくてもいいと思います。
色が薄くてもそんなに違和感はないですね。
安納芋など、色の濃いサツマイモを使えばいいですよ。
繊維が多く、アクの強い部分を取り除くように、皮は厚めにむいてください。
そのほうが口当たりもよく、色もよく仕上がります。
まとめ
おせち料理を作らないで購入する人も多いと思いますが、何品か決まったものは自分で作る人も多いですよね。
全部はたいへんでも・・・
栗きんとんのきんとん作りで裏ごしは大変ですが、最近はフープロがあるので便利ですよね。力もいらないし・・・
今年は「栗きんとん」だけでなく、「パイナップルきんとん」か「りんごきんとん」も作ろうかと思ってます。