冬になると柚子の出番が多くなりますよね。
鍋料理はもちろん、お吸い物やうどんなど、香りを楽しむことができます。
冬至にも柚子湯はかかせませんよね。
そんな柚子は絞り方で香りが変わります。
柚子の絞り方は「南半球絞り」がオススメ
【南半球絞り】
柚子などの柑橘類を絞り器で絞る場合、半分に切って、切り口である果肉部分を下にして絞る人がほとんどですよね。
この方法だと、ゆず果汁に皮がもっている香気成分「ユズノン」が入らないので香りがほとんどつきません。
そこで皮の香りを活かす絞り方が「南半球絞り」です。
柚子の産地で行われている絞り方「南半球絞り」で絞ると香りがたちますよ。
方法は簡単で柚子を地球に見立てて横半分に切ると下が南半球になりますね。
その状態で皮を下にして絞り器を使って絞る方法です。
こうすると皮の中の香り成分も柚子果汁に入ります。
残った皮にも香りの成分が残っているので皮だけ冷凍保存して使うことも出来ます。
絞った残りの皮を冷凍する場合は刻んで小分けにして冷凍すると使いやすいですよ。
【柚子カード】
レモンカードというのを聞いたことがある人も多いと思います。
レモンを使ったイギリス生まれのスプレッドで濃厚でおいしいスプレッドです。
レモン・砂糖・バター(無塩)・卵を使い、温度に気をつけ湯煎しながら作ります。
このレモンの代わりに柚子を使って「柚子カード」をつくるのもオススメです。
香りも大切なので、もちろん、皮ごと絞って使います。
皮はしっかり汚れを落として使います。
スコーンなどに添えて食べるとおいしいですよ。
◆材料
・ゆず 60g(3個位)
・卵(M) 3個
・無塩バター 60g
・砂糖 250g
◆作り方
・ゆずの皮をよく洗って汚れを落とす
※沸騰したお湯に30秒~50秒くらい入れて冷水に取ってから洗う方法もありますが湯で過ぎに注意が必要
・ゆずを横半分に切ってハンドジューサーなどを使って絞る
※絞った果汁は漉し器でこしておく
・無塩バターは小さめに切っておく
・ボールに卵を割りほぐし、裏ごししておく
・上記のボールの中にこしたゆずの果汁・無塩バター・砂糖を入れかき混ぜる
・ボールを湯煎にかけて、ヘラでよくかき混ぜながら加熱し、ちょうどいいとろみ具合になるまで煮詰める
・清潔な瓶に入れ、フタをしっかり締めてからフタを下にして30分位置いておく
・冷めたら冷蔵庫で保存する
ゆずの皮を使ったゆずピールやジャムなどもおいしいですよ。
ゆずピールは刻んでパンやケーキを作る時に混ぜたりして使えます。
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柚子を食べる場合に白い部分はどうする?
グレープフルーツなどの柑橘類は、白い部分が苦味がある・・・
そう思っている人が多いですよね。
ゆずも・・・
なので白い部分は削って使う人もいますが、実際は黄色い皮の部分のほうが苦味があります。
ですから白い部分をあえて削って使う必要はないんですね。
柚子の皮を細かく削ぐ時に便利なのが、レモンゼスターです。
丸い穴があいていて、細長く皮を削ぐのに便利です。
今では100均でも売っていますし、ピーラー型で穴のあいているタイプもあります。
これはかっぱ橋道具街で買いましたが・・・
うどんなどに入れる時に使ったり、大根と柚子をカンタン酢やめんつゆに漬ける時など便利ですよ。
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レモンゼスター |
柚子を冷凍保存して使う
たくさん柚子をいただいた時など、しばらくは新聞紙などに包んで常温でもいいと思いますが、床暖房などで家全体が温かい場合は冷蔵庫の野菜室などに入れて保存します。
それでも2~3週間もたつと香りも落ちますし、傷んでもきます。
1個とか2個なら野菜室などに入れてもいいですが、けっこうたくさんある場合は冷凍保存がオススメです。
でも、刻んだりするのは面倒・・・
という人は丸ごと冷凍しましょう。
うちでも丸ごと冷凍しています。
皮をよく洗って水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
それをひとつひとつラップに包んだものをジップロックの袋などに入れて冷凍します。
うどんとか鍋の時など、凍ったまま皮だけすりおろして使います。
少しすって、また冷凍しても(溶けていない場合は)大丈夫ですよ。
表面を全部すってしまった柚子は解凍して絞って使ったり、半解凍の時に刻んで(切りやすいので)料理に使ったり、塩漬けして調味料に、または砂糖やはちみつ漬けにしてヨーグルトなどに入れたりして食べます。
砂糖漬けやはちみつ漬けにした柚子にしょうがも加えてホットドリンクにして飲むのもおいしいですよ。
まとめ
柚子はいろいろな料理に使えて便利ですよね。なんといっても香りがいいし・・・
友人から自家製ポン酢をいただいたのですが、香りはいいんですがこれがかなり酸っぱい・・・・
なのでめんつゆの中にいただいたポン酢を少量入れて使っています。