「入水鍾乳洞(いりみずしょうにゅうどう)」は国の天然記念物に指定されていて、本格的な洞窟探検が味わえる鍾乳洞です。
A・B・Cコースに分かれ、Cコースは案内人なしでは入れません。
Bコース以上に挑戦する場合はそれなりの装備も必要です。
入水鍾乳洞で本格的洞窟探検ができる!
「あぶくま洞」は有名ですが、「入水鍾乳洞」は知る人ぞ知る本格的なケイビング(洞窟探検)を楽しめる鍾乳洞です。
「あぶくま洞」から少し離れたところにあります。
コースはA・B・Cと3つに分かれていて、Aコースなら装備も必要なく、普通の鍾乳洞とそんなに変わりなく楽しめます。
灯りもありますし、通路も適度にあります。
距離は約 150mで往復約 30分くらいですね。
Bコースは約 450mあり、往復約 60分かかります。
さらにCコースは案内人なしでは入れません。約 300mで約 90分かかります。
入洞料はコースごとに料金設定されています。
【入水鍾乳洞】
〒963-3601 福島県田村市滝根町菅谷字大六 89-3
◆入洞料(団体割引などあり)
◎ Aコース(音楽堂まで)
大人(高校生以上):550円
小人(小・中学生):450円
◎ Bコース(一洞終点まで)
大人(高校生以上):700円
小人(小・中学生):500円
◎ Cコース(二洞終点まで)
大人(5人まで):4,600円
※ただし、案内は1回あたり5人を限度とする
◆営業時間
◎ 3月1日~11月30日
8:30~17:00
※Aコース最終受付 17:00
※Bコース最終受付 16:00
◎ 12月1日~2月28日
8:30~16:30
※Aコース最終受付 16:00
※Bコース最終受付 15:00
★12月1日~2月28日までは「星の村ふれあい館」での受付案内となります。
◆定休日
◎ 年中無休
◆アクセス
◎ 磐越自動車道小野I.Cから11km
◎ JR磐越東線「菅谷駅」から2km
※タクシー利用で約 5~7分
※「菅谷駅」から徒歩約 30分
◆駐車場
◎ あり 無料 80台
◆問い合わせ
◎ 入水鍾乳洞管理事務所
TEL:0247-78-3393
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入水鍾乳洞のBコースは挫折する人も・・・
入水鍾乳洞の「Aコース」は観光鍾乳洞という感じですが、「Bコース」は違います。
濡れてもいい服装で・・・ではなく全身がずぶ濡れになる人がほとんどというコースです。
ですから通常の服装ではBコースは入れません。
Bコースに入った途端、通路は水路となります。
つまり、ずっと水の中を歩いて行くことになるんですね。
しかも水がハンパなく冷たい・・・
氷水に足をつけているような感覚になり、ここで挫折して引き返す人も多いようです。
だいたい3割程度、挫折する人がいるようですね。
とくに小さなお子さんを連れていたり、かなり狭く真っ暗な中を進んでいくので、暗がりが怖い人や閉所恐怖症の人などは無理かもしれません。
足を水につけた途端に冷たさで足に激痛が走ったかのように思えるのですが、5分ほどで慣れると案内で言われます。
慣れるというよりは完全に感覚がマヒしてしまうようですが・・・それで歩けるようになる人が多いです。
水温は9℃くらいだそうです。
洞内は人がやっとすれ違えるくらいの狭さで、天井も低いところが多くあるので、大人は頭に気をつけないとしたたかにぶつけてしまう可能性があります。
さらに2ヶ所めの「胎内くぐり」では四つん這いにならないと通れません。
ちょっと太った人はほふく前進状態になるので、全身ずぶ濡れになる可能性があります。
冒険好きな人にはたまらない洞窟探検が味わえますね。
入水鍾乳洞には更衣室があり、ロッカーもあるので通常の服装とは別に着替えを用意していったほうがいいですね。
ジーンズなどのぬれて重くなる素材のものは避けたほうがいいでしょう。
両手が使えるので生活防水仕様のヘッドランプなどがあれば便利です。
100均などで懐中電灯を購入する場合は紐付きタイプを選んで、服の肩近くの胸などに安全ピンなどを止めておくと便利です。
デジカメなどは水没すると大変なので、ファスナーが2重のジップロック袋などを持っていったほうが安心です。
予備の懐中電灯も入れておけますしね。
サンダルなどは足に固定できるタイプの方がおすすめです。
手がかじかむのがイヤな人は使い捨ての手にぴったりタイプの手袋をしてもいいかもしれません。
入水鍾乳洞の入洞割引券について
入水鍾乳洞の入洞割引券を使うと「Aコース」の入洞料金が割引になります。
使用する場合は必ず印刷して発券窓口に提出してください。
割引券1枚で5名まで利用できます。
プリントする際は白黒でもカラーでもかまいません。
【Aコース】
大人 :550円 ⇒ 500円
小・中学生:450円 ⇒ 400円
◆問い合わせ
◎ 入水鍾乳洞管理事務所
TEL:0247-78-3393(代)
まとめ
「入水鍾乳洞」は本格的なケイビング気分が味わえますが、水が冷たすぎるのと狭い、暗い、が苦手な人には難しいかもしれません。
子どもには簡単に通り抜けることができる場所も、大人には大変な難所となるところもあって、冒険気分を味わうには最高の場所ですね。
冷えた体をあたためるのに最適な温泉(星の村ふれあい館)がすぐ近くにありますよ。