恵方巻きが日本中に広まって、今では節分というと恵方巻きを食べる人が多くなりました。
その恵方巻きはその年の恵方(吉方位)を向いて、だまって1本食べるとされていますが、恵方はどうやって決められているのかご存知ですか?
また、恵方参りをして自分の運気を上げるのもいいですから、恵方参りの作法も知っておいたほうがいいですね。
恵方(吉方位)とは
その年ごとに居場所を変える歳徳神(としとくじん)の方角を恵方といいます。
恵方はその年の「干支(えと)」の「十干(じっかん)」によって決められています。
全部で60種類あり、これを六十干支(ロクジッカンシ)といいます。
主に年や日を表わすために用いられ、六十干支に基づく年が一巡すると還暦(カンレキ)となるのですね。
「陽」を「兄」(エ)、「陰」を「弟」(ト)として、この兄弟が「えと」という呼び名の由来となっています。
五 行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
十干 | 甲 乙 | 丙 丁 | 戊 己 | 庚 辛 | 壬 癸 |
十二支 | 寅 卯 | 巳 午 | 丑 辰 未 戌 | 申 酉 | 子 亥 |
2015年の恵方は西南西で、ドクター・コパさんによれば、ラッキーカラーは金、緑、黄色だそうです。
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恵方参りはいつするの?
恵方参りはその年の吉方位で、自宅より750m以上離れた神社・仏閣・教会など、天と地をつなぐ神聖な場所をお参りします。
※お稲荷さん、お墓では恵方参りをすることができません。
恵方参りは智慧とチャンスを手に入れるためのお参りです。
【恵方参りはいつ行く?】
◆立春前後(2月4日前後)
◆春分の日
◆夏至
◆秋分の日
◆冬至
◆1年の終わりなど
それぞれ前後1週間の間に行けるといいでしょう。
もちろん、それ以外で何回行ってもいいそうですよ。
恵方参りをする時の作法
【お参り方法】
◆右手人差し指で天を指し、左手人差し指で地を指す
◆自分が恵方だと唱える(天地人)
※天地人 宇宙を形成する要素としての天と地と人
【恵方参りの時に唱える言葉】
◆私にチャンスを下さい
◆私にチャンスを見抜く智慧を下さい
◆私にチャンスに乗る勇気を下さい
※三段階で唱える
【お参りする時の心構え】
天のエネルギーである宇宙や神仏などへの感謝、地のエネルギーである親や先祖などへの感謝、人のエネルギーである、あなたのまわりで支えてくれる家族や仲間への感謝をしながらお参りすることが大事です。
まとめ
恵方参りはお願いを叶えてもらうために行くのではなく、あなたにチャンスを見抜く目とチャンスを逃さない勇気を与えてもらうためのものだそうです。
お願いだけして自分で行動しない人はダメ!・・・ってことですね。
節分には恵方巻きもいいですが、金運をあげるには稲荷寿司がいいそうですよ。
両方食べられればベスト?・・・かも・・・
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