梅を使った梅シロップは、アルコールが飲めない人やお子さんでも飲めるので作っておくといいですよ。
青梅は生で食べると毒があるのでいけないと言われていますが、「青酸配糖体」という、糖と青酸が結合した物質が含まれているからです。
ただ、果肉にはごくわずかなのですが、幼い青梅の種には果肉の10~20倍、青酸配糖体が含まれているので、生で青梅を食べるのはやめましょう。
梅の実が成長するに従い、青酸配糖体が分解されて人間にとっては食べやすくなり、さらに漬けたり干したりすることによって、さらに分介されて安心して食べられるようになります。
梅シロップの作り方
【梅シロップの作り方】
◆材料
◎梅 1kg
◎氷砂糖 1kg
◎広口瓶 4~5Lくらいの密閉できるもの
※瓶は熱湯で消毒しておく
瓶に熱湯を少し入れて回し、その後、乾いたきれいな布巾などで水分を拭き取り、完全に乾燥させておく
※熱湯を入れて回す時はヤケドに注意する
《作り方》
◆青梅は流水でキレイに洗う
◆その後、アク抜きをするため、1~2時間程度、水につけておく
◆キッチンペーパーや布巾などで梅の水分を拭き取る
◆竹串や楊枝などでヘタを取る
◆青梅と氷砂糖を広口瓶に交互に入れ、最後が氷砂糖になるようにする
◆冷暗所で保存する
◆1日、2~3回、瓶ごとクルクル回して混ぜる
◆10日~2週間程度で出来上がる
◆梅1kg、砂糖1kgで漬けた場合、約800ccほどの梅シロップが出来上がる
※半年くらいで飲み切る場合はこのまま冷暗所で保存しても大丈夫ですが、地域により気温が高いと発酵する場合があります。
【最後に熱処理をする場合】
◆出来上がった梅シロップをホーロー鍋などに移し、沸騰させないように弱火にかけながらアクをとる
◆火を止めて完全に冷ましたら、細かい布目の布巾などで漉して密閉ビンに入れて冷蔵庫で保存する
【別の方法】
◆梅を入れる時、フォークなどで穴を開けてから入れる
※穴を開けると早く梅のエキスが出てくる
※梅によっては苦味が出ることがある
※100均などで小さい剣山を買って、その上で転がすと楽
◆ヘタをとるところまでは前述と同じで、それをジップロックのような冷凍保存袋に入れ、一晩冷凍する
※冷凍した梅を使うと梅のエキスが出やすくなり、発酵の可能性が低くなるが、梅の香り風味は弱くなる
※冷凍した梅を瓶に入れる時は丁寧に入れないと潰れることがある
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梅の効能って?
【梅の効能】
◆主成分がクエン酸なので、エネルギー代謝を高め、疲労回復効果がある
◆クエン酸、リンゴ酸には、カルシウム吸収促進効果もある
◆クエン酸には整腸作用、新陳代謝促進作用がある
◆クエン酸やリンゴ酸には血液をスムーズに流す効果がある
※梅にはリンゴ酸も含まれている
梅干しなどは殺菌効果もあることで、よくお弁当のご飯の上にのってますよね。
梅は疲労回復に効果がありますから、夏バテする前に積極的に梅を食べたり、梅シロップを飲むといいですよ。
梅を使ってサワードリンクを作ろう!
【梅のサワードリンク】
◆材料
◎梅 500g
◎氷砂糖 1kg
◎リンゴ酢または穀物酢など 1000ml
◎広口瓶(密閉できるもの) 4~5Lくらいのもの
◆作り方
◎広口瓶は熱湯消毒し水気を完全に拭き取って乾燥させておく
◎梅を流水でよく洗う
◎キッチンペーパーや乾いたきれいな布巾などで水分を拭き取る
◎竹串や楊枝でヘタをとる
◎広口瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる
◎上からリンゴ酢または穀物酢などを注いで入れる
◎きっちりフタを閉めて冷暗所で保存する
◎1日2~3回ほど瓶を回して混ぜる
◎3週間位で完成
梅のサワードリンクはとても美味しくていいですよ。
穀物酢を使うとちょっときつめの味になり、米酢や純米酢、リンゴ酢などを使うとやわらかい味になります。
出来上がったサワードリンクは瓶などに入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
※金属製のフタの瓶はNGです。
※飲む時は約5倍位にうすめて飲むといいですよ。
米酢とか穀物酢などは500mlのものが多いので、この半分の材料で作るといいかもしれませんね。
まとめ
梅シロップもサワードリンクも、どちらもおいしいですけどね。
サワードリンクのほうが発酵する可能性が低いので発酵が気になる人はサワードリンクにした方がいいかもしれません。
すごく酸っぱいと思う人が多いですが、出来上がりはわりとまろやかで美味しいですよ。
梅シロップを使ってm新しょうがを漬け込むととても美味しくできます!