だいぶ前から日本人の生活も、畳に座るより椅子を使う生活様式に変わってきていますよね。
そのため、正座をする機会も減り、慣れない正座をするのはお葬式や法事などの時くらい・・・という人も多いですよね。
法事などの席で長時間正座をして、立ち上がる時に足がしびれて倒れてしまい、なかにはそれでケガをしてしまう人もいますから、足のしびれといっても注意が必要ですよね。
どうしても正座をしなくてはいけない時に便利なものなども紹介したいと思います。
正座をすると足がしびれて倒れることもあり骨折や打撲、捻挫の危険も・・・
正座をして足がしびれるのは膝下の血管が体重で圧迫されるので血行不良となり、末梢神経も圧迫されて一過性の麻痺が起きます。
とくに神経が圧迫される部位は足の甲の部分と膝裏と考えられています。
昔なら正座で足がしびれるなんていうのはだらしない・・・みたいに思われていましたが、椅子の生活になれた現代では正座する機会のほうが少ないので無理もないといえますね。
さらに中高年以上になると足、とくに膝に問題を抱えている人も多くなり、正座をすると足に大きな負担がかかり、さらに悪化させてしまう可能性もありますよね。
高齢になって足が悪いのに正座して、立ち上がる時に倒れてしまい、それによって骨折したり、打撲するという例もあります。
最近のお葬式や法事などではお寺でも椅子席にしてある所も増えています。
それでもまだ、畳のところもありますし、正座をしなくてはいけない時もありますよね。
足に問題を抱えている場合、正座補助椅子などが借りられる場合はいいのですが、用意がない時や数が少なくて借りられない時などは携帯用の正座補助椅子などを持参してもいいと思います。
また、自宅が畳や床の生活で正座している人もいますよね。
床に正座してパソコンやゲームをしたり、こたつなどの場合も掘りごたつではない場合は正座になることも多いですよね。
こたつは一人なら座椅子などに座って足を伸ばして入れられますが・・・
そういう場合に便利に活躍してくれるのが「正座椅子」「正座補助椅子」「正座クッション」などです。
そういうものを使えば絶対に足がしびれない・・・というわけではありませんが、かなり痛みやしびれを軽減できると思いますので上手に利用するといいですね。
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正座補助椅子や正座クッションを使うと楽になる?
法事やお茶席などに携帯用として持って行く場合は、折りたたみ式のものなどが便利です。
車などで出かける場合は折りたたみ式でなくてもジャマになりませんが、できるだけコンパクトな物のほうがいいですよね。
正座椅子などを使うことによって、人によって体型や体重なども違いますので効果は変わりますが、足のしびれが軽減されることが多いですね。
◆携帯用 正座椅子や正座クッション
★携帯袋付き 使う頻度が少ない人に 持ち運びに便利なコンパクトタイプ
★ポーチ付き
★自宅で畳や床で正座する時に便利
★低反発クッションの正座椅子
★軽めでかわいいクッションタイプ
★小さなお子さん用に使っても! クッションタイプ
正座で足がしびれにくい座り方は?
道具(正座椅子など)は利用しないで、正座でなるべく足がしびれにくい座り方はないの?
という場合にいくつか方法があるので試してみてくださいね。
【正座でしびれにくい座り方】
◆かかとを開いて、足の親指を少し重ねて座る
かかとを少し開き、親指を重ねると、ちょっと円のような形になり、体重の圧迫が少し軽減されます。
◆左右の膝(ひざ)を少し離す
ひざをぴったりくっつけているより、ほんの少し離したほうがしびれにくくなります。
◆時々、前後左右に重心の移動をする
さりげなく時々、重心を前後左右に移動させると圧迫される部位がかわるので、しびれにくいといわれています。、
◆立ち上がる直前に足を深く重ねる
◆立ち上がる少し時につま先を立て、かかとの上に重心を移してから立ち上がるとしびれがとれやすい
法事などの席ではなく、訪問時に正座するような場合は服装にも気をつけましょう。
ジーンズやスキニーパンツなどはよけいに足の血管を圧迫するので避けたほうがいいでしょう。
膝が見えてしまう短めのスカートも避けたほうがいいですね。
座布団はすすめられるまで使わないのがマナーですから気をつけましょう。
まとめ
とくに若い人で、小さい頃から椅子の生活に慣れている人は正座が苦手かもしれませんね。
習い事でお茶やお花、お習字、着付けなどをしている人は正座をする機会も多いので座り方に慣れている人も多いです。
それでも年をとってくると膝が痛くなる人が多いので、そういう場合は正座椅子などを利用したほうがいいかもしれませんね。
本当にしびれて立てなくなる時って、ちょっと恥ずかしいですが、けっこう経験ある人も多いのでは?
私もあります・・・