たまたま自販機のお釣りなどで、汚い10円玉が混じっていたときとかありますよね。
また、タンスの奥から出てきた古い小銭入れの中にあった10円玉が緑っぽい青になっていたとか・・・
あんまり汚いとお店では使いづらいですよね。
簡単にきれいにする方法を紹介します。
10円玉が緑青で汚くなってる!原因は?
【緑青が出来る原因】
10円玉に青っぽい緑色の汚れがつくことがありますよね。
その汚れは緑青(ろくしょう)といって、銅が酸化してできるサビです。
化学的には塩基性炭酸銅といいます。
10円玉の成分(銅)が水分や酸や塩分などに触れて、酸化して生成されるサビですね。
人間の汗とかに触れて、そのままにしておいても緑青が出来ることがあります。
10円玉に限らず、銅を使った製品や真鍮でできたアクセサリーなども汗などで緑青が発生します。
アクセサリーなどでしたら、使用後に乾いた布できちんと拭いておけばいいですが、10円玉などをつねに拭いている人は少ないですよね・・・
タンスや入れ物、古い小銭入れに入っていた10円玉などは緑青ができていることがけっこうあります。
自販機のお釣りで受け取ったものに緑青が発生していたのものがあったりすることもありますしね。
緑青ができてしまった10円玉はきれいにして使いたいですし、きれいにした10円玉を種銭として使うのもおすすめです。
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10円玉の緑青をきれいにする方法(1)
【酢と塩を使う方法】
◆用意するもの
・酢
・塩
・トレー
・乾いた布かキッチンペーパー
・歯ブラシ(掃除用)
・ゴム手袋
◆やり方
・食料品が入っているトレー(できれば白)に酢と塩(酢:塩=2:1くらい)をよく混ぜたものを入れる
※写真は黒いトレーを使っていますが、白のほうが見やすいです。
・その中に10円玉を入れて、しばらく(5分ほど)放置する
※緑青が浮いてきて、きれいになっていきます。
・ゴム手袋をして、汚れがひどいところを歯ブラシでこする
・水洗いして乾いた布やキッチンペーパーできれいに水分を取る
きれいにした10円玉や5円玉で(45円など)紙で包んでお財布に種銭として入れておくのもいいですよ。
45円は始終ご縁(しじゅうごえん)があるように・・とかの意味ですね。
10円玉の緑青をきれいにする方法(2)
【重曹と水を使う方法】
◆用意するもの
・重曹
・塩
・トレー(空き容器でも)
・乾いた布かキッチンペーパー
・歯ブラシ(掃除用)
・ゴム手袋
◆やり方
・重曹:水=2:1の割合で混ぜておく
・ゴム手袋をして混ぜたものを歯ブラシにとり10円玉をこすり洗いする
・汚れが落ちたら水洗いして乾いた布やキッチンペーパーでしっかり水分を取る
この方法も簡単ですね。
素手ですると手荒れの原因になりますから、かならずゴム手袋をしてくださいね。
「緑青は猛毒」説は誤解
お年寄りや両親などから「緑青は猛毒」と聞いたことがある人もいると思います。
長い間日本では緑青は猛毒だと信じられていました。
昭和時代の理科の教科書などに銅のサビの緑青には毒性があると記載されていたようです。
この知識が広まり、長い間、緑青は猛毒であると信じられてきたんですね。
でも、これは大きな誤解でした。
緑青に関する動物実験が行われ、緑青は無害同様の物質であることが証明されたのです。
1984年、正式に厚生省(現:厚生労働省)も無害に等しいと発表したのですが、いまだに毒があると信じている人が結構いるんですね。
緑青に素手で触れただけでも危ない・・・とかいわれていた人もいると思いますが、緑青は無害に等しいということですから大丈夫です。
まとめ
片付けをしていて押し入れの奥から出てきた、かわいそうなくらいの状態の10円玉がきれいに復活しました。
とてもじゃないけど、あの状態では使うのはちょっと難しいですよね。
お金もきれいになるとピカピカ輝いて、エネルギーも復活したみたいに見えますね。