4月下旬から5月にかけて、山椒の新芽が出てきますよね。実は6月以降が多いですが・・・
その山椒の新芽や実を使って、塩漬けにしたり、薬用酒も作れます。
実山椒を渋抜きした後に塩漬けや醤油漬けにすると、いろいろな料理に使えます。
山椒の新芽の塩漬けの作り方
山椒の新芽って、ものすごく香りがいいんですよね。
やわらかくて、うなぎを食べる時などにあると、とても美味しく感じます。
その山椒の新芽も、ちょっとの間に大きく、かたくなってしまうので新芽を見つけたらすぐに摘みとっておくといいですね。
山椒の木はバラと同じでトゲがたくさんあります。
新芽を摘む時に気をつけないと、手が傷だらけになるので、軍手などをして積んだほうが安全です。
山椒の木もけっこう成長が早いです。
地植えにするとあっという間に大きくなりますよ。
鉢植えでもいいですよ、あまり大きくならないので。
【山椒の新芽の塩漬け】
◆食塩水を作る
・水 160cc
・塩 40g
◎ 水の中に塩を入れ沸騰させて塩を溶かし、冷ましておく
◎ 山椒の新芽を摘んで水でよく洗う
◎ キッチンペーパー等を使って、水分をきれいに拭き取る
◎ 熱湯消毒をした清潔なビンに山椒の新芽を入れる
◎ その上から冷ましておいた食塩水を注ぐ
◎ フタをして冷蔵庫で保存する
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山椒の新芽で薬用酒を作ろう!
小さめのビンで作る方法です。
【山椒酒の作り方】
◆山椒の新芽 10g
◆氷砂糖 60~80g
◆ホワイトリカー 700ml
・新芽は洗って水分をよく拭きとっておく
・熱湯消毒をしたビンに山椒の新芽と氷砂糖を交互に入れる
・上からホワイトリカーを注ぐ
・冷暗所で保存する
・2週間~3週間ほどしたら新芽を取り除く
・半年~1年以上寝かせて熟成させる
・飲む量は盃に1杯程度にする
※ストレートだと苦手なら、水などで割って飲むと良い
もし、たくさん山椒の新芽や実が手に入るなら、大きい広口瓶で作ってもいいですね。
ホワイトリカーを1.8L使って作る場合は、山椒の新芽と実で250g~300g用意します。
氷砂糖は150g~200gくらい用意します。
好みで氷砂糖無しで作ったり、多めに作っても大丈夫です。
山椒の実の渋抜きの方法
実山椒があると塩漬けにしたり、佃煮にしたり、ちりめん山椒を作ったりもできますよね。
醤油漬けにしたりすると、調味料としても使えて便利です。
山椒の実はそのまま使うと辛いので「渋抜き」をして使いましょう。
【山椒の実の渋抜き方法】
◆山椒の実はきれいに洗っておく
◆鍋に水を入れて沸騰させる
◆その中に実山椒を入れる
◆中心に穴を開けたクッキングシートやキッチンペーパー等を使って落し蓋をする
◆再び沸騰したら火を弱めて30分程度煮る
◆シンクに鍋ごと持って行って、流水で徐々に冷やしていく
※水を出す時は細く出します
◆完全に冷ます
◆水を替えて同じように煮て冷ますを全部で3回行う
◆最後にザルにあげて水気を切る
◆蒸気の上がった蒸し器に、器に入れた実山椒を入れて2~3分蒸す
渋抜きした後の実山椒はそのまま料理に使うことも出来ますし、塩漬けや醤油漬けにしたりも出来ます。
水気を拭きとってラップで包み、ジップロックの袋などに入れて冷凍保存も出来ます。
山椒の実は枝や軸をつけたまま煮ても大丈夫です。
後からのほうが簡単に実を外せますから・・・
山椒の実が手に入ったらすぐに渋抜きした方がいいですね。
時間が経つと色も悪くなるので・・・
スーパーなどでも見かけたら購入したほうがいいと思います。
手に入る時期が限られていますからね。
まとめ
山椒の新芽のことを「木の芽」っていいますよね。
「木の芽和え」とかの料理もありますし。
その新芽も日陰のほうがやわらかいんですよね。
日当たりのいい場所はあっという間にかたくなるので・・・
新芽はちょっと茶色っぽい色です。そのうち緑色になりますが・・・
山椒の新芽をうなぎにのせて食べる時は、両手に挟んでパンと叩くと香りが立っていいですよ。