冬が近づくと喉をやられて、風邪をひきやすくなったりしますよね。
外出から帰った時は「手洗いとうがい」は基本ですが、うがいに効果がないとかいう人もいて「どっちが正しの?」って思うこともありますよね。
そんな「うがい」について効果的なポイントを紹介します。
うがいって本当に効果がある?
手は洗ってもうがいをしないという人はけっこう多いですね。
とくに喉が弱いとか、風邪をひきやすいという人でなければ、ほとんどしたことがないという人も・・・
うがいは日本だけの習慣で効果がないとかいう人もいて、何だか迷ってしまいますよね。
でも近年になって、うがいの予防効果が科学的に実証されました。
うがいをすることによって風邪予防になるということですね。
ただ、風邪の予防にはなってもインフルエンザについてはあまり効果が期待できないということも・・・
その理由はインフルエンザのウイルスは気道に付着すると20分位で細胞の中に取り込まれてしまうからだそうです。
でも、きちんとバランスの良い食事や質の良い睡眠、適度の運動などをしていれば、インフルエンザにかからない人も多いですよね。
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塩とうがい薬と緑茶で、どれが一番?
うがいの効果は”京都大学の川村孝教授のグループ”によって科学的に実証されましたが、その方法は3グループに分けて検証されました。
(1)うがいをしないグループ
(2)水道水でうがいをするグループ
(3)ヨード液でうがいをするグループ
この3つのグループに分けて検証され、結果を比べました。
そこで風邪をひいた人の割合は・・・
(1)のうがいをしないグループは100人中26.4人
(2)水道水でうがいをしたグループは100人中17人
(3)ヨード液でうがいをしたグループは23.6人
という結果になりました。
ちょっと「えっ??」って感じですよね。
うがいをしないグループとヨード液でうがいをしたグループではほとんど風邪をひいた人の割合の差がなかったんですね。
それに比べて水道水でうがいをした人のほうが、風邪をひく人が少なかったという結果になったとはちょっと驚きですが・・・
さらに他の研究によって、緑茶でうがいをした人・食塩水でうがいをした人・水道水でうがいをした人の順で、子どもが発熱する割合が一番低く、順に食塩水、水道水という結果になったそうです。
つまり効果が高い順に・・・
(1)緑茶
(2)食塩水
(3)水道水
という結果になったんですね。
ですから普段、緑茶をまったく飲まない人はうがい用に安い緑茶を買ってもいいですし、もったいないなら食塩水でうがいをしてもいいですね。
食塩水はコップの水1杯に対して塩は2~3つまみ程度です。
うがいに塩を使う場合には水よりもお湯のほうが効果が高いという人も多いです。
だいたい60℃くらいのお湯に塩を溶かしてうがいするといいようですね。
はちみつを溶かしたお湯でうがいをするのも、のどにいいという説もあります。、
食塩水はハーゲン博士によると喉の中で炎症を起こしている組織から余分な水分を取り出すことによって、喉の痛みをやわらげる効果があるそうです。
うがい薬は健康な状態の時に使うと、殺菌する力が強すぎて、かえって健康な細胞や常在菌を壊してしまうんですね。
ですからうがい薬は主に扁桃炎や抜歯後などの感染した状態の殺菌や消炎には有効とされていますので、そういう時には使うという選択肢もあります。
うがいをする時のポイントは?
【うがいをする時のポイント】
うがいをするときにいきなり上を向いて、「ガラガラッ」ってするのはNGですよ。
最初はうがい用の水などを口に含んで、口の中をすすぐように「クチュクチュ」してから吐き出します。
これは口の中の汚れや菌をとるためです。
喉の奥に入りこまないように、まず口をすすぎます。
それからまた、水などを口に含んで上を向き、「ア~」とか「オ~」とか声を出してうがいをして吐き出します。
これを繰り返します。
うがいをすることによって、風邪の発症が少なくなるということは実証されていますから、今年の冬からは手洗いだけでなく「うがい」も習慣にした方がいいですね。
まとめ
口をすすぐ口腔ケアにはオイルプリングもありますね。
最近はココナッツオイルでオイルプリングをする人も増えていますが、オイルプリングの最中に間違って飲み込まないように注意が必要なのと、排水口にそのまま流さないことが重要なポイントです。
吐き出す時はティッシュやビニール袋などの中に吐き出します。
面倒がって排水口に吐き出すと、排水管が詰まる原因になります。
ココナッツオイルなどは温度が下がると白く固まりますからね。
オイルプリングの後に塩うがいをするとさっぱりしますよ。